エンジニア

エンジニアリングチームの業務プロセスデザイン #ワーク

チームのパフォーマンスは大変良いのであるが、それは個人のエンジニアに依存しているところもある。これは次のステップでは伸び代が少ないかほぼ売りきている可能性を示唆していると仮定する。 その仮定を放置しておくと、個人のエンジニアは現状のタスク+…

ノウハウ共有は技術的な利害関係者でいられるかどうかで決まる(かもしれない)

情報の共有については、2003年にPMPを取ったときに所属していた組織内で注目を浴びて、発表したあとスライドを共有してくれと言われたとき、正直『PMP取るときに(受験料以外で)いくら投資しているかわかっているのか』と思ったことはある。 結局共有したの…

エンジニアの成長と組織の成長の関連図

こんな感じならエンジニアの成長と組織の成長を実現できますかね。 もう少しいい感じで表現したいが…叩かれ台としてはいいか。 おじさまと猫(3) (ガンガンコミックスpixiv) 作者: 桜井海 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス 発売日: 2019/07/12 メディ…

OKRとエンジニアの業績評価の一案

OKRをやるなら、業績評価とは別立てにしてやらないとサイクルの短いMBOの、且つ、MBOとは違ってトレースされる嫌な仕組みになってしまう可能性がある(組織のマネージャの運用次第)。 エンジニア個人のKRは、背伸びをした挑戦、定常業務のKRの2つの組み合わ…

エンジニアはレア所属長を引くべきである

おじさんエンジニアもやっていくのは大変なのだが、おじさんエンジニアもCEOでもなければ所属長が存在する。嫌なら独立すればいいのであるが、それはそれで事業を作って継続しなければならないので面倒である。今は、であるが。 この所属長がいるという状況…

エンジニアの採用はどこを見ているか

エンジニアの自己評価を見るとき、気になる言い回しがある。 『○○をやった』 『○○を達成した』 そう書きたくなる気持ちもわからなくはないが、そう書かれると『それで』と返したくなる(言わないが)。 同じように、中途採用のレジメを読んでいると、エント…

あなたの『やりたいこと』で稼げるか

そうそうないと思うのだが、もし、エンジニアとして、あなたの『やりたいこと』で稼げているのなら、それはとても良い環境だ。 ところで稼げているとは、技術に見合う給与をもらっているのだろうか。市場価格と比較して、もしくは自分の希望からかけ離れてい…

久しぶりに、プロジェクトマネジメントのことを書こうと思った

あるスライドを見ていて、久しぶりにプロジェクトマネジメントのことを書こうと思った。 エンジニアのイメージとして、従来型のシステム開発(要はウォーターフォール)は、 『顧客が忘れた頃に、 顧客がやりたかったことかどうかは別にして、 システムを提…

エンジニアと健康と人生観

家族でもなければ、ほかの人の健康に対してなんか全く関心を寄せない。自分の人生にほかの人の健康と関わりが深いのが家族だから、そうであることは至極自然なことだし、家族であっても同居していなければ、便りのないのは良い便りで次第に関心も薄れていく…

情報システムをコーポレートエンジニアリングにアップデートする

コーポレート部門とは、いわゆるバックオフィスの部門で、CSR、総務、労務、法務、経理、経営企画、内部監査委、それに情報システムなどで組織を構成する。 こういったコーポレート部門の社員のキャリアはとても描きにくい。エンジニアであれば、ITSSなどに…

テーラリングできないとゴミだけが残る話

少し前に某組織の業務を整備し直すタスクをやったのだが、殊の外興味深かった。 端的に言えばこういうことがあったらしい。らしいと書かざるをえないのは、それがあったのはjoinする前だったからである。だから全てその頃の話は伝聞と妄想でしかない。 ある…

量産型エンジニアを製造する研修制度の方が問題ではある

WebサービスやSaaSを提供しているベンチャーや新興企業は中途採用でエンジニアを採る。それはサービスを拡充したり、使い勝手を向上することでサービスを買ってもらい、生き残りたいからだ。 であるから、即戦力のエンジニアが必要になる。悠長に、新卒のエ…

努力を評価して欲しいエンジニアは自分の将来像を持っていない

プロジェクトチームと仕事をするとき、エレガントである必要は全くないし、大変な思いまでしてやらなくていいと何度か言う。エレガントである必要は全くないと言うのは、仕事では過剰な金メッキはいらないと言い換えることもできる。タスクを完了したとき、…

エンジニアがメンタルをやらないための処方箋

エンジニアが労働災害になる場合のイメージはメンタルダウンである。工場のように工作機械がないから通勤災害を除けば、物理的に怪我をすることがほとんどない(実際は、インフラエンジニアはデータセンターでのラッキング作業などで怪我をすることもあるし…

死なないためにチームのカルチャーを先に掲げる

エンジニアも人の子、一人ひとり別々の灰色の脳細胞を持っていて、特徴のある身体を持っているから、誰1人として同じことを考えたり、意思決定したり、行動することはない。 エンジニアに限って言えば、エンジニアになるまでの教育(専攻)も違うし、エンジ…

課題で門外漢のことで困ったら『right person』に助けてもらう

『right person』という考え方がある。課題に直面したとき、その課題を解決するにふさわしい適任者に依頼なさい、というものだ。これは課題のオーナーシップを手放すという意味合いでも、丸投げするという意味合いでもない。あくまでも課題のオーナーシップ…

相談されても答えは言わない方が良い理由

ある人に案件の状況をヒヤリングした後に、時間を少しいいかと呼び止められた。話の内容は組織をどう成長させていくか、と言いう組織の課題にどのようなアプローチをしたら良いか、というものだった。 外部に話を聞きに行って共感できるところがあった。話し…

50歳になっても日々失敗からの学習と仕事を如何に始末するかということの繰り返し

主管の業務で他部門からことを起こしたと連携してくれたので、あれこれと確認して欲しいことをお願いしたら、週末を挟んで時間が経ってしまったことがあった。主管業務であるから気になっていたが、同時多発的にことが立て続けに起き、手が足らない状態で半…

『好き・できない』エンジニアを『できる』エンジニアに

嫌い・できる | 好き・できる --------+-------- 嫌い・できない | 好き・できない この四象限で一番エンジニアとして辛いのはどこだと思うだろうか。自分は、右下の『好き・できない』が一番辛いと考えている。 一番良い組み合わせは『…

コミュニケーションスキルはたったひとつの目的のために必要となるのである

コミュニケーション能力は学校に行かなくても身につけられるとか、学校に行った方が身につきやすいとか、書かれているようだが、学校や職場のような『場』話をすると、実利のあるコミュニケーションスキルは手に入れられないと思う。 自分のことを振り返って…

終身雇用の怪しいこれからのエンジニアの生き方

豊田社長の発言は自動車関連の税負担が高過ぎ車が売れなくなると雇用を維持できない意図を都合よく捉えているようである。 www.fnn.jp ITの業界なんてたかだか70年しかない。だから、旧来の雇用制度など気にするもないのではないか。見方を変えれば、50歳、6…

捨てられるエンジニア

ある教育コンサルタントと会話しているときに、昨今の終身雇用に対する経営者のギブアップの先の話になった。 headlines.yahoo.co.jp 人月商売のSIerの経営者は、採用難でビジネスの頭打ちに危機感を覚えているのだという。 『何を言っているのだ』とつい言…

エンジニアのコンフォートゾーン

あるチームの3人のエンジニアを見ていると興味深い。 リーダ役のエンジニアは、気負ってか習慣でか、スタンドアップミーティングを無意識に仕切りはじめる。語調も少し強いなと受け止めてしまう感じを受ける。そういう感じで続いているのだろう。ほかの2人の…

気づきの劣化

エンジニア界隈では『気づき』という言葉を割と使うのではないかと思う。経験から気づきを得るとか、会話の中で気づくようなケースで使っているのではないだろうか。はてブで『気づき』『エンジニア』で1000以上で検索すると91件も出てくる。 b.hatena.ne.jp…

新規業務を設計できるエンジニアと再現するスキル

1人のエンジニアの仕事を、後からヘルプするような形で入ることになった。その仕事は1年前からやっていたようだがなかなか進まなく、トラブルも起こしていたらしく、テコ入れすることになり、呼ばれた、といういつものパターンと言ってはパターンである。 や…

CEOがエンジニアを手放すかを考えているときに考えている2つのこと

CEOはそうそうエンジニアを手放したいとは思っていない。特にここ数年来のエンジニア不足は。スタートアップや10年未満のネームバリューが育っていないサービサーならことさらである。 それでも、CEOはエンジニアを手放さなすかを悩むケースがある。そのとき…

弾だしの時間を取らない仕事下手なエンジニアが現場を混乱させる

過日のマネージャミーティングの場で、ひと通りの議題が終わった後、業務をうまく撮り回せていなくて現場が混乱しているような主旨の話が出てきた。 端的に言えば段取りと業務としての捉え方が拙いというだけの話である。 業務としての捉え方とは、業務のト…

意識低い系エンジニアこそ価値の居場所を作る

カンファレンスや勉強会に参加しているようなエンジニアを十把一絡げに『意識の高い系エンジニア』だよと聞いたときは、そういったように見えるのかと思ったことがあったが、『お前もな』と言われたときは『はっ、何いっているの』と思ったのは事実だ。意識…

進捗が終わったかと借金取りしても終わらないよりReadyな状態にした方が確実に進捗する

プロジェクトマネジメントで言えば、統合管理プロセスの中のと言い始めると開発現場での感覚とずれていくのは何故なんだろうか。やはり、プロジェクト管理と訳され、製造するという感覚を引きずっているからではないか。 某氏との会話でもプロジェクトが始ま…

エンジニアと出世

全く参考にならないと思うのだが、自分はメンバのどこを評価して職位を引き上げているかというところを書こうと思う。なぜ、参考にならないかというと、自分はこのエントリの読み手のマネージャではないからだ。過去に見聞きした範囲や世間話などで知ってい…