未経験の仕事ほどアジャイルっぽくやった方が良い理由


優秀な人間は議論や分析が先行し、それで終わってしまうことが多い。行動に移さねば意味がない。

期限までにアウトプットが出てこなかったり、出てくるタイミングが遅かったりする人たちがいる。
期限までにアウトプットがでてきても、要求からずれていることが多い。


どちらかというと、優秀な人のほうが多いようだ。
優秀なだけに、綿密に計画を立てたり、議論ばかりに時間を費やしてしまったり、分析することが仕事になってしまったり。


たとえば、初めて経験するような仕事のケースならどうだろう。
視界不良の景色を目の前にして、綿密な計画を立てることを求められているのだろうか。
五里霧中の中で、議論に時間を費やすと求められているアウトプットができるのだろうか。


アウトプットのイメージ合わせができているなら、本当にそれが欲しいのかどうか、依頼した人と摺合せをした方がよい。
初めての仕事こそ、双方のイメージがずれていることが多いからだ。
なぜなら、お互いに出来上がるモノを見たことがないからだ。


では、どうするか。
アジャイルの進め方を取り込むんだ。


期限が1か月後のとき、ひと月たってアウトプットを見せるより、すぐに、何らかの形にして摺合せをしよう。
それは、きれいに清書などしていなくてもよい。
手書きでも十分だ。


細かく書き込みはしないで、概念的な表現のほうが良い。
キーとなることだけを情報として書いておく。
それは、制約になってしまうかもしれないから。


依頼する人も、アバウトなイメージで依頼していることが多いから、そのイメージを見て初めて「あれ、こんな感じでよかったのか?」と気付くのだ。
アウトプットイメージがずれているなら、細かく書き込みをしてしまうと、無駄になってしまう。


最初は手書きのほうが良いのは、パワーポイントなどで作ってしまうと、見た目がきれいにできるので、つくったところで満足してしまう。
その作った労力を失うことが許せなくて、考え方が固着してしまう。
これでは、うまくいかない。
何せ、初めて経験することなんだから。


イメージが合うまでは、イメージ合わせをしつこくしよう。
頻度もこまめにしよう。
クルクルサイクルを回すんだ。
そう、アジャイルのように。


イメージが合えば、そのあとのサイクルは少しずつ長くしていけばいい。
イメージがあって、ゴールが見えているから大丈夫だ。



テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)

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買って帰ってきて、すぐ読んだ。今までより長い時間平面顔族の世界にいたので、本の印象が全然違って、こういった趣向も面白い。

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