スマホ時代の語彙の広げ方

仕事をしていると仕様書やらメールやらハタマタお詫びの文書やらで物書きが多い。
ロールが上がれば上がるほど、マネジメントレポートや顧客へのレターを書く機会が増えてくる。
ただ増えてきても、書くこと自体、大した話ではないのだが、それを事前にボスに見てもらうと文書のツッコミが増えてくるだろう。
#TPOに合わせて突っ込んでくれないボスじゃなかったらツッこんでくれる人を探そう。


語彙のジレンマ
マネジメントレポートや顧客へのレターに限ったことではないが、だんだん文書の作成能力に疑問を持ってくるはずだ。
突っ込まれるポイントは、日本語として正しい用法になっているか、か、文書の趣旨が狙いどおりなのかのどちらかだ。
どちらのツッコミにしても、“本心として言いたい表現”と(マネジメントや顧客に読んでもらうのだから思うように表現できないので)“渡す相手を選んで選択する表現”が一番悩むところだ。自分が使う言葉の総量は、自分自身が知識として知り、会得したものに限られる。
知らない言葉はもちろん、見ただけの言葉は身についていないから、必要なときに思い浮かばないから、“使う”ことは難しい。

そうは言っても、文書の段落で同じ表現ばかり使うことは、あまりにも語彙が少ないと自分自身をさらけ出しているようで、なんだかいただけない。
そんなときに、いくつかの類語を知識としてストックしてあると文書の表現力が上がる。


そんなときに類語辞典
はい、あまり類語辞典ってなじみないですよね。
印刷物として買うには使うかどうかわからないからためらってしまうけれど、アプリならいつでもiPhoneに入れて持ち運べるので、いざのときのために“わざわざ持ち出す”心理的負担が少ないのでお勧め。
それも安いなら言うことないので、ある程度の知名度と値段を考慮して選ぶようにしよう。


辞書と類語辞典を使いこなす
例えば、昨日は彼女も恋してたを読むと普段使わない漢字がでてくる。
そんなときは、iPhoneにいれてある辞書で調べ、ついでに類語辞典で他に“どんな表現”あるのかちょっと調べてみると、これが意外に面白い。


調べたい漢字を手書きで入力して、候補を表示する。
 


辞書を開いて、“そうだったのか〜”と感心したあと、“どんな表現”があるか調べてみよう。


調べた漢字の読みをタップして、


類語辞典の検索にペーストする。“・”中黒は不要なので消して、


ペーストした言葉が出てくる。


あとは、下にスクロールすると出てくる出てくる!“弄ぶ”を同じ意味合いで使うにしても、そのときのTPOで“算段”に変えてしまうこともできるわけだ。
 


読めない漢字を指でなぞって調べたり、そこから読みを知ったり、さらに類語を知ったりして、“知識を蓄えて”機会のあるごとに使って教養に変えていこう。
このゴールデンウィークセール中でお得だしね。