変化を感じとったときにやること


「仕事が変わって1週間コピー取りしかやっていなんです」
そういえば、前に若手のエンジニアからこんな相談を受けた。
たった一週間だったけれど、ここに溜まったことはいろいろあるようで兎に角聞き手に回る。

「仕事が変わって1週間コピー取りしかやっていなんです」
「前の仕事は忙しかったんですが」


忙しかったプロジェクトが一段落着いたので規模縮小したのだろうか、それとも彼/彼女を呼び寄せたプロジェクトが忙しくなるから引き寄せたのだろうか。
どちらにしても、移された方の本人は不安で仕方がないだろう。
忙しかったプロジェクトを抜けた途端、一週間コピー取りしかしていないなんて。
そのコピー取りだって完成図書を作るとかそういったものでもないし、一週間の時間が埋まるほどのコピー取りでもなかろう。
相談してきた当人も、空き時間ができて“前の忙しさと今の時間を持て余すギャップ”から心もちが不安定になったようだ。

そのギャップで生まれる空き時間がどのくらいだかわからないけれど、そのギャップがわかるのは本人だけだ。
さて、彼/彼女はどうしたらよいか。


時間の空白こそチャンス
このギャップから生まれる時間の空白こそ、次の価値を作る“仕込み時間”だ。
普通に考えたら、新しいプロジェクトでなにをやっているか、どんなコンピテンシが必要かを見聞きして、自分のスキルの不足があるなら準備をしたり、スキルがあるならアップデートしたりする謂わば暖機運転する時間に充てることを期待されるだろう。
あと、業務知識が必要ならその知識習得とかも。

つまり、“次のために必要な準備をする時間”としてどう使うか、がカギになりそうだ。
で聞いてみる。

「その一週間の空き時間に何をやっていた?」
「そうなんだ、そういえば、こんな視点で時間を使ってみた?」

変化を感じとったときにやること
プロジェクトが変わったときや担当する業務が変わったとき、−急にデスマにアサインされた時はそんな余裕はないとおもけれど−、視点を変えて考えてみよう。
忙しかった日常から、余裕のある時間が取れる。
これって今までと違って体感的にも精神的にも変調してしまい、“変化”を感じやすいときだと思う。
そう、“変化”を感じられるはずだ。
その“変化”を感じ、自ら何かをするきっかけにしよう。

例えば、プロジェクトが終わった、業務が変わるなど、どちらも、時間軸の長短はあるけれど括ってしまえばプロジェクトが終わったということだ。
プロジェクトはスプリントに言い換えてもいい。
スクラムのスプリントが終わったら何をするか。
そう、“ふりかり”だ。
“ふりかえり”をするタイミングでもあるし、ふりかえり“する”タイミングだ。

スクラムの振り返りは良かった点を出し合ったり、次に挑戦するtryを決めたりする。
scrumの振り返りならチームでやるだろうけれど、環境が変わったのが自分だけなら一人でしてみたらいい。
だから、彼/彼女にこう、つぶやく。

「前のプロジェクトで『みんながやっていたことでよかったことを書き出してみたら』」
「こんどのプロジェクトで『自分がtryしたいことを書き出して実際にはじめてみたら』」

、と。





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夜にチラチラ読んでいるけれど、なかなか乗らない。
西尾っぽく書き出しているので乗れそうなのに、乗れない。
遠まわりする雛を読み終わってなかったときに並行読みし始めたから気がはいらなかったか?

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