XP祭り2012に行って思うチームの技術力を上げるためにペアプロミングの導入を円滑に導入する方法


技術力向上に銀の弾丸はないか
XP祭り2012に行って、アジャイルコーチラウンドテーブルでの質疑応答の中で、

アジャイルを試みたいと上司に言っても「アジャイルはスゴイSEがいないとできないんでしょ?」といわれる

に対する回答の中で、技術力だけを抜粋した回答がこれ。

ペアプログラミングを組ませて、習熟度を上げる。いきなり顧客の開発で試さない。開発ツールなどリカバリできることで試す。
アジャイルはSEをエンジニアとして扱う。(ウォーターフォールのように)駒として扱わない。
優秀なSEでも向き不向きある。実際、優秀なエンジニアに退場してもらったことがある。


チームの技術力の確保
アジャイルコーチ陣に質問したことなので、“アジャイルで”が前提なように“暗黙”に思えるが、実はウォーターフォールでも同じだ。ウォーターフォールでも同じようにアジャイルの適切なチーム人数なら少人数であればこそ、メンバの技術力はプロジェクトのリスクそのものになる。従って、チームとしてdeliverablesの品質を確保する観点から見れば、チームの技術力を確保する手段を考慮しなくてはならない。そこには、システム開発方法論云々に寄らない、システム開発をする上でプロジェクト共通の課題があり、それに対しアジャイルだからという銀の弾丸はない。


アジャイルにはペアプロミングがある
ただ、幸いにアジャイルの中の一つの方法にXPがあり、またその内にペアプロミングが用意されていて、それを手段としてとるならば、各人のチームへの貢献を期待するより、能動的に技術力を向上させる可能性がある。


導入を目的としないこと
ペアプロミングを導入するにしても、それを導入することが“目的”ではなく、あくまでも技術力の向上が目的であって、それを導入する要否は、客観的なプロジェクトに必要な技術要素のコンピテンシとチームメンバが保有するコンピテンシのアセスメントだ。これをきちんとプロジェクト編成時に行うことで、技術力のフィット&ギャップを知り、これから起きる技術的なリスクが識別できる。

プロジェクトをリスクベースで考えることで、心情的に導入したいペアプロミングを客観的な視点で理論武装し、上司へのお願いに対する許可も得やすい。
#あーこれが言いたかっただけだったり。




  • 道具室(アプリとか)
  • 音楽室(PCからリンクをクリックするとき、PCにiTunesが入っているとアプリケーションが起動します)



  • 視聴覚室
  • 調達室

日曜日からはじまったバトルスピリッツの新シリーズの構築済みデッキですね。うちの子は、百夜王ヤイバデッキがお好みだそうで。