大きな目標と小さな目標


目標はコミット
仕事をしていると人それぞれの役割で色々な仕事が振ってきますね。正に、上から降ってくる。どかーん、って。降りてきたらその振ってきた仕事は達成しなければならない目標に。目標になった途端にコミットを要求される。まぁ、どこでもそんなものでしょう。

目標も自分にとって普通にやれば出来そうな目標もあれば、ちょっと背伸びしないとな、と思う目標もあるだろうし、かなりチャレンジしてサポートも貰わないと厳しそうな目標だってある。感覚でそのチャレンジ度というか難易度は分かるものだ。

いづれにしても、約束しちゃえば“やらないと”いけないことには変わりない。


大きな目標と小さな目標
大きな目標は、やり遂げたときの達成感はものすごいというメリットがあるけれど、遣り切れなかったときの喪失感とそのあとの始末を想像するだけでもゾッとしてしまう。多分、多くの人はここを一直線に想像するから躊躇してしまう。

小さな目標は、それほど達成感はないけれど、確実にクリアできると想像がつくから、まぁやりましょう、と安請け合いしやすいものだ。

モヤッとした目標は、大きな目標と感じられるかな。だって、ゴールが見えないからね。その観点から言うと、目標として降ってきたときに

“どれだけゴールが見えるかで大きく感じるか、小さく感じる”


と、捉えることができるだろう。


目標は小さく分解
小さい目標は、やる前からゴールが掴みやすいから置いておいて、厄介なのは大きな目標の方。
大きな目標と小さな目標を比べて小さな目標の方が捉えやすいのは自明だから、大きな目標だって小さくしてしまえばいい。小さい目標ならゴールを設定しやすいのだからね。

そう、発想の転換。大きな目標として降ってきても、そのまま大きな目標として、受け止める“必要はない”のだから。

小さい目標の方が目標を“達成”し易い。小さい目標の方が目標を達成し易いのだから、達成したときの“達成感”が得られ易い。

達成感をコツコツと得られるのはいいことだ。アジャイルだって、短いスパンで成果を出そう、って言っているじゃないか。WBSだって、把握しやすい単位で捉えるように設定するのだから。

そして、達成感を得られやすいからこそ、自らの“成長”も感じやすい。ここまで出来た、あとどれくらいだ、と先を見通せるように世界観が変わる。

そして、何より目標を小さくすることで“変化”を感じやすい。自分も成長して変化するし、自分を取り巻く環境も変わっていく。身動きがし易いようにしておく方が、若しかしたら来週には大きな目標のゴールが変わってしまうかもしれないのだから。