勉強したことを価値に変えるループを作ろう

いきなりですが、さてここで質問です。

Q 自分で興味を持つ技術領域の勉強をしていますか。


している人は、何も心配しなくていいでしょう。今後とも、自分のペースで勉強を継続してください。
危機感は持っているけれどとか、やりたいけれど時間がなくて、などと思いつつもやっていない人、5年後、10年後に自分の居場所があるかどうか、真剣に考えたほうが良いです。

何でこんな質問をしたかって?自分で勉強をしない、本を買うなんてしないエンジニアが少なくないことを知って驚いたからです。


技量が上がらないと給与も上がらない
端的に言って、毎年同じ技術、同じロールで仕事をしていたら給与なんて上がるわけないです。今のデフレ&グローバル化の経済なら下げる要因しかありません。
いやいや、業務の中で仕事覚えているから、といってもその自分が経験しただけの経験値がどれだけの技術力のバリューアップがあるのか、それを客観的に見つめ直すことお勧めします。そ


成長は4つの視点で
自分のスキルを伸ばしたいと思っても業務ばかりしていては、古い技術と同じレベルのまま望むことになります。これでは、どうやっても、業務の延長線上の範囲でしか成長は望めないのです。
成長する領域は何があるのか、自分はどこを伸ばしたいのかを明確にしないと自分の成長を実感することも曖昧になります。

最初に、成長したい自分の姿、ToBeの自分を適度なイメージ化してください。その成長後の自分に必要なものをアクションとして決めます。
成長は4つの視点で考えます。4つの視点とは、基礎スキルの経験、技術スキルの経験、社内研修での補完、自己研鑽での補完です。下表の4つの視点はいづれのスキルの視点も、具体的にどのスキルをどのレベルに向上させるかで考えます。

項番 視点 テーマ 考え方
1 基礎スキル 文章力/意思疎通/チームプレイなど 業務を通して会得したい基礎スキルを実践します。
2 技術スキル 担当する技術領域で必要な技術知識/方法論など 業務を通して会得したい技術スキルを実践します。
3 社内研修 社内で用意されている学習 業務で得られない知識体系などを社内研修を通して補完します。
4 自己研鑽 社内研修では用意されない学習 社内研修で得られない知識体系などを自己研鑽として補完します。


勉強したことを価値に変える
先の表の基礎スキルも技術スキルも知識の実践です。その知識は、経験ではすべてをカバーできるものではありません。その足らない知識を補完するために、社内研修やそこでカバーされない自己研鑽で補うのです。
業務で経験したという事実は大変貴重な宝物です。しかし、それを自分の言葉で言語化し、他の人の考えと照らすことで、その宝物の経験に価値を生ませるのです。比較して、良い面、改善したほうが良いところを知り、それを自分のスキルの拡大再生産をさせるには、他所から知識を投入するほかありません。
人はすべての事柄を経験できないという事実があることを改めて心に刻まなければなりません。

実践と勉強の順序はどちらでもいいです。必要なことは、その知識が必要と思う自分のために知を手に入れる行動を起こし、実践し、その結果をふりかえり、次の行動に繋げることです。
そのループに勉強がなければ、成長のループは完成しないのです。

 

  • 道具室(アプリとか)

これいいかも。



  • 音楽室(PCからリンクをクリックするとき、PCにiTunesが入っているとアプリケーションが起動します)



  • 視聴覚室
  • 調達室