学びは行動を変えるため


学ぶ理由

「大人になったらテストから開放されるんだ!」


学生の頃に、そんな間違った思いをしていたことがありました。少しだけでも思慮すれば察しが着いたことです。学生のときに情報処理試験があるのは知っていて、一度は手元にテキストを置いたのですから。その試験の体系を見れば、手にしたテキストは、入門の資格であって、その先にいくらでも上があることを。


まぁ、行く先々の組織で情報処理試験の資格保有がキャリアの条件になっていなければ、試験を受けることなんて必要はありません。
ところが試験の体を成していない試験があった。
そう、日々の業務はそれこそ、毎日、小テストを受けるようなものであるということを。


日々の業務の積み重ねがキャリアにも、自分自身の成長にも繋がるものであるということを。そのことに気づくまでに随分回り道をしてしまったような気がする。


頭を使わず、時間をムダに、そう、時間を消費するだけで何も自分にとって価値を生まない、そんなことをして来たのだと。
気づけば、簡単です。学べばいい。


簡単だと言ったが、実は、簡単なことは難しい。複雑にする方が簡単かもしれない。どちらでもいいのだが、でも、学ぶ理由はある。いや、ぼんやりとだけれど。でもある。あるはずだ。何者かになるためには、今の自分を駆動させなければならない。駆動させる燃料が学びであって、駆動機構そのものだからだ。



学ばなければならない理由
大きな括りで二つの理由で学ばねばならない。一つはネガティブな理由だ。組織で一つのハードルに資格保有者であることが求められているからだ。


ワタシは勉強が嫌いだ。なぜなら、学びの方法を知らないから。知らないから嫌い。嫌いだから学べない。悪循環。やっている振りをして自分を誤魔化す。だから、結果が出ない。ずっと出なかった。


同じ頃、ワイフも同じ試験を受けることになった。週末は勉強している。一緒に遊びたいのに。でも、部屋の壁に寄りかかって問題集をやっている。相手にしてくれない。


相変わらず、自分はやっている振りをしていた。その結果は語る必要は無いだろう。ワイフには天使が微笑み、自分には、天使は微笑むハズが無い。


学びは、時間で得られるものではないが、それでも必要な時間は掛けなければ学びの“ま”の字に辿り着くこともできない。目の前で合格を知ることで、学ぶ方法がそのときやっとわかったような気がした。



学ぶ理由にはポジティブな理由もある。自分が興味を持つことを“知る”ということだ。ものづくりよりものづくりの場を提供するプロジェクトマネージャを体系的に学ぶということを学びたいと思った。それは、強制されるものではなく、自発的に、極めて、自分の意思で。
PMPを取りたいと思ったことのアウトラインは何度か書き記したことがあるので今回は割愛しよう。


学びたい理由
学びには、先陣のあとを追う学びと先陣を切って学ぶ学びがあります。後塵を追う学びは、先人たちが試行錯誤した道を歩くので、ナレッジが公開されているのであればこれほど楽なことはないけれど、それだけ情報が多いから情報の取捨選択の労が掛かるのも仕方が無いものです。
#まぁ、必要経費のようなものですね。


ところが、自分が先陣を切ってやるとするならば、それが日本でかもしれないし、組織の中でかもしれないけれど、先を行く分だけ試行錯誤の道が待っているし、それは想像できないことでもあると思うのです。


まず、今の流れは先進的なモノゴトは海外から発信されることが多いから、言語の壁を越える必要が出てくる。英語が得意でないと、今は、翻訳サイトやwebページをgoogle機械翻訳してくれるけれど、これが非常に心理的に脳みそ的に高いものです。


実際、2002年だかに、PMPを受けるとき、PMBOKは英語版しかなく、参考書籍も“英語”しかなかったので、泣く泣く2000年版でさえあってもあの厚さの本を鞄に入れて通勤で電子辞書を引き引きしたものです。でも、その苦労も先陣を切ってやるから、最先端を行く人として変えがたい経験を得ることができるのも事実です。


そんなことまでして苦労を自ら買うのはバカだなとも、物好きだな、とも思えないことも無いけれど、本当に学ぶ理由はなんだろうか、と自分に問いかけると意外かもしれない答えに辿り着くものだったりします。



学びたい理由の本質
自分に問いかける、本当に学びたい理由はなんでしょうね。そんなことを考えず、ただただ興味、関心を持つことに手を出してきたのだけれど、それだって、学ぶことの意味に気づくまでは、ろくに手を出すことも無かったわけです。


では、なぜ学ぶのかという自分にとっての本質は何なのか、と言うことです。それは、

“行動を変えるために学ぶ”


これに尽きるのではないか、とこの歳になって改めて思い言葉を噛み締め、できるなら先陣を切るように必要だと思うことに手を出し、足を出し、脳みそで汗をかき続けているのです。


  • 道具室(アプリとか)
  • 音楽室(PCからリンクをクリックするとき、PCにiTunesが入っているとアプリケーションが起動します)




  • 視聴覚室
  • 調達室

とっても便利!もっと早く買えばよかった。
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