高校生になる子どもがiPhoneと上手に付き合うためのパパとの約束
追記
この約束の紙を渡したのは今朝で、帰宅してから読んだか尋ねたらまだちゃんと読んでいなかったので、自分で理解できるか、約束がこのままで良いか、どこか変えたいところがないか、を見なさい、と伝えたら、利用時間を10:00pmから11:00pmに変えて欲しいと自分の希望を伝えてきた。12:00pmでなくていいのかと尋ね返したら12:00pmなら寝てるからいいと。
印刷した紙の利用時間を訂正し、署名と日付を記入したものを本人に保管するように伝えた。それは、約束したルールが何時でも見られる状態になければ、自分の意思で見ることもできないし、見ることをしなければ守るわけがないのだから。
もうひと伝えたのは、これは約束だから、変えたくなった時はその理由を添えて相談するように、と。ルールなんて変わるモノですからね。以上から、利用時間を11:00pmまでとし、版を第3版とした。
高校生になる子どもがガラゲーからiPhoneに機種変した。PCでインターネットを使ったりすることはあったけれど、ITリテラシーは子どもなのである。インターネットに関わらず、歳を重ねて行動範囲が広がるようになると世間にはいろいろな人がいることを勉強代を込みで自腹を切って経験しなければならない。
なら何もせず、すべてを自分の判断で経験させたらいいじゃないかと思う人もいるかもしれないけれど、そこは親が経験したことの選り抜きをそっと示し、それをどう解釈してどう行動するか考えさせることをしたい。最低限の共通認識を持っておきたいのは親として強制することの範囲を知識の共有としてしておきたいのと、子どもを守りたいという親バカという親ココロなのである。
で、これから高校生になる子どもへiPhoneとの付き合うにあたっての心得を渡そうと思う。以前に、一度、私家版として見直したが改めてみると、曖昧さと高校生の生活にフィットしないだろうと思う箇所があったことから第2版に改訂した。まだ、これから高校生になる年端なので心得に曖昧さがあれば、判断が正しいかどうかも迷うだろう。それらをカイゼンした。中学生になる子どもには少し早い個所もあるので、それ向けにはさらに別版の心得が必要になるだろう。つまり、このまま中学生には適用できない。
そうは言っても、後半の“3.携帯電話の利用について”には、思慮が必要な項目もある。何を期待しているのか、コンテキストが高いがこれは経験という学びとの付き合い方なのであるから、これ以上書きようがないのである。
iPhoneを使うことになった貴方へ 改訂高校生向け私家版 第3版 2013年3月4日
1.携帯電話の所有権について
これは私の携帯電話です。「パパ」が払いました。あなたに貸しているものです。
携帯電話は、あなたが私から借用します。万が一、トイレや床に落としたり、無くしたり、破損させた場合の修理費用は自己負担です。
2年の間、大切に扱いましょう。2.携帯電話の通話時間について
携帯電話はリビングで使います。
緊急事態でない限り、11:00pmから6:00amの電話やメールはできません。3.携帯電話の利用について
パスワードは、必ず私に報告しなければなりません。
発信者が「パパ」か「ママ」だったら必ず出なければなりません。これは「電話」です、鳴ったら必ず礼儀良く「こんにちは」と言って出ること。
常にマナーモードで使うこと。式典、映画館では電源をオフ(完全に切る)にします。対面で言えることを携帯電話で伝えてください。
あなたがされて嬉しいことだけ人にしてください。嘘をつく、人を馬鹿にする、そうしている中に入る、喧嘩をするなどしません。「パパ」と「ママ」とシェアできるような情報のみウェブで検索します。
携帯電話で撮る写真やビデオは、家族に見せられるものだけシェア(誰かに見せたりインターネットに後悔すること)できます。
プライベートなもののシェアは一旦考えること。友達の親が直接出る固定電話に電話出来る相手だけに、電話とSMSができます。
友達の親の前で言えることを携帯電話で伝えてください。いつ携帯電話がなくても暮らせるような生活にできることを心がけてください。
この携帯電話を使って、自分が何に関心を持っているかを知ってください。
共有するための経験ではなく、経験したことをエッセンスにして共有してください。
インターネットは正しいことと正しくないことの両方があります。
インターネットもリアルな人も本当のことを言うし、嘘をつくものです。実体験で経験しなければどちらの場合も見抜けません。
自分とデバイスとの付き合いは、失敗からその距離の保ち方を学びます。
署名___________________ 日付____________