落とし処が見えない課題へのアプローチ


カラオケやったのは何時だっただろう。覚えていないな。やっぱ、PS3ヒトカラやるか。そんな風に内なるモヤモヤを発散させたい気もするのだけれど。でもそんなことやったって、モヤモヤの元が解決するわけじゃないんだよなぁ。


内心めんどくせー、と思いながらもね。「しょうがないなー」、「オレがやってやるしかないのかー」って思って腰をさっさと上げたほうが自分のためでもあるんですけど。


「ちょっとお時間ください」は危険な香り
またもや偉い人から召喚されまして、とても身の危険を感じるわけです。
#とっても大事なスキルですよ、新人さん。
ご招待状のメールに書かれている話したいだろう内容に関する資料を見繕って、−その話のテーマがワタシの担当するものだったのでぱっぱと集められるんですけどね−、まではいいんですが、何も準備なしに突撃するのはいつも言う“裸突撃”でしかないから、ちょっと考えるわけです。「(話の狙いは?)」とか「(話の持って行き方は)」とか。


マインドマップの登場です
マインドマップMindMaple Liteを使っています。デザインがMS Office風だし綺麗なので。


iPhoneアプリもあるんだね。

で、話を戻して召喚されたときのメールの内容をマインドマップにプロットして、カテゴライズを繰り返して整理するんです。で、「(はてさて。どうするか...。)」と。過去の経緯もあるのでその経緯の資料は用意したけれど、それだけじゃ情報が分散したままで一覧性がないので過去の経緯も同じMindMapleに起こします。


ここまで消化されたまでの情報が整理できたので、次を考えます。“この話はどこに行こうとしているか”と言う観点と“話の終着点をどこに向かわせたいか”という観点です。


“この話はどこに行こうとしているか”は、話し手がワタシを呼んだ背景だとか、狙いだとかです。それが召喚メールで察しが付くとか、それ以外の情報通からの漏洩で察することもあるのでそのような条件が揃うなら手に入れた方がいいです。


“話の終着点をどこに向かわせたいか”は、話す場で話すことになりそうなテーマの着地点を想定できてこちらの希望があるならそっちに持っていけるかどうかということです。


シナリオ作り
今回の召喚された話は、こちらからお呼びしたのではなくお呼ばれしたので、こちらがどうこうしたいという意思も狙いもあるわけではありません。あと、召喚メールの内容も深刻な内容ではなさそうだけれどただ“話の展開によっては面倒そうだなぁ”くらいまでしか想像がつきませんでしたので、今回はここまでしかできなさそうなのでここまでにしておきます。


そうすると話方は、お話を丁寧にインタビューすることが主眼になります。なぜ召喚しようとおもったのか、その話の根っこにある本質は何かということです。それをいかに聞き出すためにどうふるまえばいいか。それの特別な準備は必要がないと思うので、インタビューしやすいように白紙を数枚、これまでの経緯の資料と合わせて持っていきます。


インタビューで壁を作らない工夫
PCを持ち込んでプロジェクターに資料を映しながらインタビューしてもいいんですが、二人っきりのシチュエーションが想定されます。たぶん、テーブルを挟んで向き合うのです。その状況でPCを開くとどうなるか。


ワタシと相手の間にPCのディスプレイが壁としてさえぎってしまいます。これは心理的に嫌な人もいるものです。そして、目は相手よりディスプレイを見ることが多くなってしまうでしょう。


もう一度シチュエーションを考えます。好ましいか好ましくないか、もありますが、この場合の判断ポイントは、“PCを持ち込めなければインタビューができないのか”です。その判断があって、白紙の紙を持ち込んだんですね。


インタビューは相手の言葉を具体的に表すことから
当日は、アイスブレークの会話から入り、召喚されたテーマに話を移しながら過去の経緯の資料もちらっとだけ見せてさらにその資料の説明が必要か不要かを即断して、召喚されたテーマに移りました。この辺りは相手の関心を読み取って判断することになります。


で、相手が話し始めたら、その言葉のまま“名詞”で白紙に書いて長丸で囲みコンテキストとして出てくる単語をこちらの判断で結び付けていきます。そう、紙上でマインドマップしているようでしょう。そしてこれは二人の真ん中に置いた紙上で次々表現されていくので話し手の相手も自分の言葉が受け止められると思うのです。


自分の言葉が受け止められるということは、同意すると同じ事です。つまり、話を始めるための同じテーブルについているということです。それを具体的に紙に“図”として表現することで、言葉で書き連ねるより何倍も理解が深まるのです。


そしてそれは、インタビューしている側もインタビューのキーワードを記憶や言葉の断片に頼らなくてもいいということです。疑問は、星印を付けるとかQとマークしておくとかで、あとから質問したいことにラベルを付けることができるので備忘になります。


さて、どうしたものか。
滞りなくインタビューは終わり、召喚メールの意図は大体分かったのですが...。さて、どうしたものか、コレ。非常に面倒ジャマイカ。それもdue dateが決められているし。うぅぅ...。