プロジェクトマネージャになる理由はひとつだけでいい


誰が一番かっこ良いと思う
プロジェクトの中で一番かっこ良く見える人は誰だろう。誰をかっこ良いと思うかはその人の感受性によるものだけど、意外と憧れる人は身近にいるものだと思う。


実際、ワタシはその昔に上司がプロマネをしていてかっこよいと思ったし、超大規模プロジェクトのプロジェクトマネージャをしていたオジサンをかっこいいなぁと思っていたのだ。


そしてその二人が未だにワタシの中でのプロジェクトマネージャのロールモデルなのであって、不思議と第3の人が出てこないし、その二人を上書きするような人にもめぐり合えていない。


実は人気のない職種だったり
ワタシの中ではプロジェクトマネージャは“かっこ良い”職種なのですが、どうも世の中では余り人気のない職種のようです。同じように、マネージャも人気がないらしい。


それは、とても大変な責任をまるで一人で負っているように見えるし、顧客からの無茶振りや属する組織からの横槍やプロジェクトチームの運営の面倒さが負のイメージを与えているのかもしれない。


でも、ワタシにとってはとても魅力的な、かっこ良い仕事なんですよ。


だってかっこ良いじゃない
そんなふわふわした言い方でいいの?って聞かれるかもしれないけれど、ワタシの職業への価値判断順は、ものづくりに関わることや人との関わり方で価値を生むものもあるけれど、リーダシップを取って人を動かして楽しく仕事をすることなんですよ。


それって、プロジェクトマネージャがピッタリでしょ。自分の思いどおりに人を動かす。自分で普段扱えないようなお金に責任を持つ。まぁ、お金は現物を動かすわけじゃないのでね。実感はありませんし、10万円も手元にあったら落ち着かないので直ぐにATMにしまっちゃいますけど。


かっこよいプロマネになれたんだからかっこ良く演じたい
かっこよいと思うんだから、そのかっこ良い仕事をかっこ良く演じたいと思うんです。そりゃ、そうだよねぇ。かっこ悪い姿、態度で仕事をするより、自分でなりたい仕事のロールになれたチャンスなんだからその間は憧れた姿に自分をおいてみたいじゃないですか。


だから、かっこ良くプロジェクトマネージャを演じるための必要なコストを払うのです。プロジェクトマネージャとして最大にかっこ良いのはプロジェクトを成功させて、感謝の意を頂くことです。ならば、そのための必要なコストは払います。


リスクを一生懸命識別して、必要なアクションを取って、クローズするまでトレースして。そして、メンバや顧客がプロジェクトの暗い道で迷子にならないように先へ先へ行って明かりを照らす。そういったコストは払いたい。一番価値のある時間を削りだしてでもそのコストを払って。


それはワタシにとってかっこ良いプロジェクトマネージャの姿だし、それを演じていることが楽しくて仕方がないから。


そう、ワタシにとってプロジェクトマネージャに成りたかった理由は一つだけ。ワタシがかっこよいと思うワタシになれるからだ。そんな理由で職種を選んでもいいんじゃないかなって思う。