面倒な仕事が舞い込んできたときの仕事のアプローチ


面倒な仕事とは仕事をやることになったのは仕事だから仕方がないけれど、「でもその仕事美味しいの?」って言うぐらいに何がどうすればいいのパッと見見当がつかないようなヤツが来たときにどうしてるか。


イメージを作る
仕事を受けたときにはじめに確認しないといけないことは、QCD。Qは品質だから出来上がりのイメージ。Cはコストだから掛けていい費用。自分一人ならコスト=時間と既存にないリソースならその調達費。Dはデリバリなので納期だから期限でもいい。


どんな形、重さ、色、etc...なのか、いつまでに必要なのか、手持ちのリソースでやらないといけないのか。それを聞いて。で、美味しくないのか美味しいのかモヤモヤしているもののイメージを頭の中でコネコネする。あーでもない、こーでもないとする。


大切なのは、そのコネコネする時間に上限を掛けておく。今日まで、なのか、なんとなく金曜まで、なのか。まぁ大体先にコネコネすることを飽きてしまうんだけれど。


期限を決めれば覚悟は必要になるし、意識をするようになるからね。


手を動かす
もう一つ大事なこと。これは問題が難解で悩んでいるわけではないので、それを勘違いしないようにする。仕事だから、考えて行動に移して結果に結び付ける。そのためにも、コネコネした頭の中にあるものを頭から追い出す。いつまでも頭の中で考えていても何も価値を生まないのだから。


A3の紙をどっさり用意する。あとペン。鉛筆やシャープペンシルよりサインペンやはっきりとした色彩の色のペンが良い。A3の紙をテーブルに置いて、頭の中でコネコネしていたものを思いついたものから書いていこう。


思いついたことから描く。
適当に描いていい。
描いていて違うなと思ったら、新しい紙に描き直す。


A3の紙を使うのは、スペースが広いから。A4の紙でも構わないけれど仕事場ならA3はあるだろうからそれを使う。もやもやとした頭の中でコネコネしたものを書くわけだから、決してpower pointやexcelは使わない。


こういった作業をしているときに、power pointを使ってしまうとオートシェイブがきれいだからまるで頭の中でコネコネしていたものも綺麗に描けてしまうので良く出来上がったと勘違いしてしまう。それを防止するために手で描く。


A3の紙に思いついた順にどんどん描いていく。位置が悪くても修正が効かないことを逆手に取る。目立つ色を使って強調してしまうとかでもかまわない。


一とおり描けたと思ったら、頭から順に追っていく。そこで抜け漏れがないかを見るのだ。抜け漏れがあればそれを足せばいい。


描き足すことが難しくなってきたら、今度はまっさらな紙を出して、すこしだけ位置を気にしながら書き写して行けば良い。


実際に自分が書いたことでモヤモヤがもっと謎を生んだりするかもしれないけれど、それは形にしたから見えたことであって形にしなければ見えないことなんだ。ただやみくもにやっても仕方がないからイメージを作って自分の目に見える形に変換してから作業をはじめましょう、ということです。