DAD本、“ディシプリンド・アジャイル・デリバリー エンタープライズ・アジャイル実践ガイド”は買いですな。

なんだウォーターフォールJITやってたじゃん


"DAD本"の歩き方 - DevLOVE #134でのスライドが出回っていたのでちょっくらぱぱっと眺めて見て。大体自分の考えとおんなじ。「はー、世界にはおんなじことか考える人多いなぁ。」ってね。


 ディシプリンド・アジャイル・デリバリー エンタープライズ・アジャイル実践ガイド (Object Oriented SELECTION)


Disciplined Agile Deliveryは、facebookのTLで出ていたので気にはなっていたんですが、「アジャイルと規律の延長線上なんかなー。」、「今買ってもMaking Software ―エビデンスが変えるソフトウェア開発買って読む時間ないのになー。」とか「896gってなに?」とか思ったりして。時間がないのは23時過ぎが定時退社になっている実態もあるし、俺妹読んでるし、とかあるけれど。


で、ワタシの率直な感想です。ワタシは過去に重厚長大なプロジェクトを経験してきて、そのプロジェクト管理手法は、

PMBOKのようなフレームワークの上で、
工程ごとの成果物を決めて、
成果物を作る上で必要作業をして、

っていうもので。


そのあとの中小のプロジェクトでは工程によってガッツリと“最初にしっかりXXする”をしたものもあったけれど、これは、それが今やらないといけない制約になっていた部分のみの話しで、このDAD本に書かれているBxUFにはならなくて、どっちかと言えば、必要な時にやるJITそのもの。


大体、JITだって必要な時に必要なものしかやんないよっていうのは、成果物駆動の工程でその成果物を作る為のWBSを引っ張るのと大して変わらないじゃん?というかおんなじでしょう、って言い切るくらいそう思っている。


ましてやアジャイルの3Cリズムの見通しを立てる、手を動かす、整える、なんてアジャイルだろうがエンタープライズだろうが「やるよねぇ?」ってもんで、それってしゅほうどうのこうのってレベルじゃないでしょう。基礎スキル的なものに近いんじゃないのかな。


というわけで、この本は買いでしょう。ただ、886gもあるので、Making Softwareとおんなじで電子書籍版が欲しいっす。