「このくらいでいいや」は子供じみた自己満足でしかない


ときどき耳にするんですよ、「このくらいでいいやっ」って。あれ、すごく不思議なんですけど、どういった感覚なんですかね。何も考えないで、「自分の満足だけで仕事しているの?」って思っちゃいますよ。


今はウォーターフォールならWBSで何か成果物を作るために明確な作業を、アジャイルスクラムならスプリントバックログのDoneの定義で合意した成果物を期限までにコミットするわけです。


この辺りは誰でも合意できる範疇だと思うんですけど、「このくらいでいいやっ。」って言うセリフを聞くたびに、そのWBSバックログで作ると合意した完成形まで作り終えて、初めて「終わり!」って「言えるでしょ?」って思うんですよ。
あのセリフを聞くと、この感覚を否定されているような気がしてならないんですね。


まぁ、本当に自分勝手にゴール地点を変えているわけではないでしょうけれど、合意したゴール地点を否定されているようでままならないし、得てして、そうした発言をする人のアウトプットは問題が少なくないと感じていたりするものです。それは、それを過敏に思っているから余計そう思うのかもしれないけれど。


でも、ちゃんと共有したゴールを理解しているならそんな軽すぎるセリフは言わないんじゃないのかなって思ったりもするワタシもいるわけです。ビジネスなんだから判断するのは客観的な指標とであって、自分の感覚ではないでしょ、と。


ついそう言ってしまうのは、やっぱりどこかでビジネスで利用するのだとか、メンバで同じプロセスをとか、良い自分になるためのふるまいを少しでも理想に近づけようというような、成熟した自分に近づこうとする目標を持っていないのではないかと思うんです。


自分の価値に対する考えた方や理想に対する考え方があればアレのような発言はないと思うんですが、気にし過ぎてすかね……。