IT系男子が2014年3月14日のマイルストーンをDoneするための戦略的リカバリプランの策定並びに実施の依頼について

もう、ひと月を切って今日を入れて19日後がマイルストーンの2014年3月14日です。よく誤解しているIT系男子を見かけますが、

“マイルストーンとは、そのタスクが終わっている状態”

でなければなりません。詳細設計のレビューを完了する、というマイルストーンなら、詳細設計のすべての設計のレビューが完了して承認されている状態を示します。その状態にはレビューでの指摘事項の修正反映の残作業などは存在しません。すべて“終わっている”状態だけです。

それでは、2014年3月14日のマイルストーンはどういう状態でなければならないか。お嬢様からIT系男子にはわからない含みを持った戦略的リソースを授受しているのですから、その成果を発揮しなければなりません。これには拒否権は存在しないのです。そう、IT系男子の義務なのです。

https://twitter.com/finayama/status/437726950467989504

進捗確認
マイルストーンにまだ十分余裕があるなんて思ってはいけません。もう、当日まで19日しかないのです。IT系男子のスケジュールはあってないようなものです。19日も余裕があるな、など、思っていたら突然急ぎの仕事が割り込んできます。急に、デスマのプロジェクトにアサインされることだってあります。また、19日後に実行しようとしても先方の予定を確認して確保しておかなければ、責務を果たすこともできません。

それでは、各自の進捗では、以下の観点で確認してください。

項番	確認項目	確認する観点
1	完了条件の確認	ゴールはアウトプットを渡すだけか。デートに誘うか。告白するか。
2	先方の予定の確認	先方のお嬢様の予定を確認しているか。
3	インプットの確認	2014年2月14日に受領したインプットの確認。価格、品質等を確認する。
4	アウトプットの設定	ゴールに応じたアウトプットの設定。インプットと比較し価格差が大きいと先方が警戒するので注意が必要。
5	調達等の日程化	マイルストーンにアウトプットを引き渡すまでの作業の詳細化。

リカバリプランの策定に当たって
多分にほとんどのIT系男子においては、マイルストーンがまだまだ先と余裕をかましていることと思われますが、上記の進捗確認の観点からもマイルストーン当日までのTo Doが想定より多いことを確認されたと思います。

このタスクは、通常の業務での進捗遅れと比較して、精神的なダメージが大きいものですから計画と実行に置いて細心の注意が必要です。

そこで具体的なリカバリプランを策定し、タスクを日々進捗させて、マイルストーン当日の2014年3月14日を確実にexitできるようにしましょう。

ゴールの設定の確認
ビジネススキームを組むとき、こちら側の狙いと先方の期待は違うものです。それを回数を重ねて意思疎通が出来るように関係を醸成していくことが大切です。それは、相手方にこちらの存在を認識させることから始まります。そのためには度重なる接触が必要ですが、現状の関係を正しく理解したうえで、過度ではない、適切なアプローチをしなければなりません。

今だ、関係が密でない、フランクに会話できていない状況であれば、日常会話ができるようになることから着手しなければなりません。日常会話ができるのであれば、そのさきの“ごはん”を一緒できる状況下に持っていくことが必要です。

つまり、状況に応じたゴール設定が必要なのです。いきなり実を収穫することを考えず、まずは種を蒔き、芽吹かせることから考えましょう。

先方の予定の確認
幾ら作戦をしっかり立ててもゴール設定によっては先方の時間を確保できていなければ実行することもできません。もし、夜の“ごはん”をゴール設定とするならば、予定を確保しなければなりません。

2014年3月14日のマイルストーンの曜日を確認してみましょう。そう、なんと、金曜日です。バブル風に言うなら“花金”です！

翌日が休日であれば、しめたものです。焦らず、先方を気遣って電車で帰れる時間に配慮しつつ、電車で帰れない理由を作れるほどに会話を弾ませることのネタの仕込みもリスクとして識別し、それが現実化したときのエクスボージャに相応する対策を施さなければなりません。

リスクは、期待する良いリスクもありますが、多くは期待外の悪いリスクの方が発現しやすいものです。それは、実際、夜“ごはん”をしてみて、想像していたような方でなかった場合の、戦略的撤退を意味します。それも先方の立場、顔を立てつつ、上手く立ち回らないと給湯室や女子会での餌を与えることになりかねません。

そうは言っても、

“20代を過ぎてからの失恋、恋愛は、酒の肴”

と割り切っておくことがとても大切なことです。良いですか。“20代を過ぎてからの失恋、恋愛は、酒の肴”です。大事なことなので2回書きました。

インプットの確認。価格、品質等を確認する
アウトプットを調達するために、インプットの受入検査が済んでいることを確認しましょう。もし、受領したことで浮かれてしまっても、キーワードを思い出して、画像検索しましょう。

幸いにも、インプット情報を手元に、エビデンスとして後生大事に保管されている場合は、そのインプットからブランドバリュー、投資しているであろうコストを推測します。ここではあくまでも、アウトプットへの情報として利用し、それ以外での利用は個人情報保護の観点からも厳秘として取り扱いましょう。

ゴールに応じたアウトプットの設定
インプットのデータを推測することは、先方からあなたへの可能性を推測することも可能です。しかし、先方の期待は計り知れませんし、こちらが勝手に舞い上がってしまって、先方が引いてしまうようなアウトプットを納入してしまうと検収されないこともあるので注意が必要です。そのためにも注意深くアウトプットの設定をしましょう。

なお、一般的な入札価格帯は、インプットの3倍と伝説的に流れ広まっていますからご留意ください。

アウトプットを引き渡すまでの作業の詳細化
これまでで、ゴールである完了条件の確認、当日のステークホルダーである先方の予定の確保、インプット情報の受入検査、アウトプットの仕様の設計までリカバリプランとして見直してきたところです。

定性的な調整、設計のタスクは押さえてきたので、これからは当日のマイルストーンに向けたタスクの詳細化にステージを変えていきます。これはみなさんIT系男子が得意で、且つ、必須のスキルのWBS化です。それをやりましょう。

自宅の部屋の壁を使って、マスキングテープで区切って、カンバンを作って、そこにポストイットで詳細化したタスクを貼っていきましょう。カンバンは、To Do、Doing、Doneの三つに区切ります。そこにタスクのポストイットを貼り、作業の進捗で遷移させます。

重要なタスクはショッキングピンクを使用するなど、目立つような色を利用すると効果的です。2014年3月14日の朝には、アウトプットを渡すチケットのみが残っている状態になっていなければなりません。各位、奮闘しましょう。

その他注意事項
あくまでも、ベンダ側としての理論、期待で組み上げたリカバリプランです。ですから、ステークホルダーの先方のお嬢様のご都合、御意志があることを忘れてはいけません。また、リスクマネジメントの基本として戦略的撤退やリスク対策の冗長化も検討する必要があるケースもあるでしょう。その場合は、アジリティを発揮できるようにカンバンを活用してください。

さらに、残された19日間のワークを円滑に進めるために、起床したら“朝会”を実施しましょう。実施する度に、ドットシールを貼るのもモチベーションの維持向上が期待できますし、タスクでダウンバーンチャートを作成してタスク消化ごとにゴールに向かっていることを実感することも大切なことです。

戦果を期待しております。

以上

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