プロジェクト計画と現実の較差がアンチパターン過ぎてツライ

プロジェクト計画を立てるということは、

  • deliverableの仕様を決めて、
  • deliverableごとにWBSを展開して、
  • WBSのレベルごとに作業内容を決めて、
  • WBSのタスクごとに実日付を入れて、
  • そして、メンバをアサインして。
  • 日付と担当を紐づけたWBSをみて前後関係の矛盾の有無がないか見て、
  • 同じ日に同じメンバがいくつも重なっていないかをみて。


こんな風にプロジェクトの日程が具体的になるもので。あるべき論ではなく、やらないといけない普通のプロジェクトマネージャのプロジェクト計画の業務を書いてみて、

「こんなことを今時やっているプロジェクトマネージャなんていないよなぁ。」


なんて思いながら、


でも現実は、

  • プロジェクト計画をろくに書きもせず、
  • deliverableも曖昧なまま、
  • WBSのレベルは機能ごとにばらばらで、
  • WBSのタスクごとに日付を入れればいい方で、
  • そしてメンバのアサインはその日そのタスクの締め切り直前になってから。
  • だからメンバは毎日が締め切り前のようなドタバタとした中で作業をしていて、
  • 同じ作業であっても再利用は一切考えに至らず一から作ったり、
  • 場当たり的なアサインと一期一会の作業で、
  • 作業品質もdeliverableの品質保証なんてありもせず、
  • 不良が出たらのぐらたたきで直せばいいと思っている。


なんて、普通の反対のアンチパターンを書いてみたら、

「???」
「これ、最近聞いた話だな。」
「だめだ、あるある過ぎる……。」


アンチパターンの一つ一つを取ってみたら、意外とどこでも聞くようなことのような気がしてならないのですが。


とっても不思議なんですが、いつもドタバタするプロジェクトマネージャとかSEリーダとかいますよね。もっと楽にプロジェクトマネジメントをしようと思わないのかなぁ。まぁ、そんなプロジェクトマネージャをアサインするマネージャもマネージャなんですけどねぇ。