もうすぐ50歳も近いのに、初めての聖地巡礼に「ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)」の大洗に行ったら思いのほか面白かった


ヤッパリなんでもやってみるものですね。お土産を沢山買って帰ったらワイフも子どももお土産で喜んでいたし。レンタサイクルを借りて自転車で走ったのも(周り見ながらだけど)好きに停めて写真とか取れるしね。


そもそもなんで大洗に行こうかと思ったのはこれです。素朴な味なんだろうなぁ、というよりdancyuもご当地アニメとご当地B級グルメを見過ごせなかったんだな、と。


 


この「たかはし」でdancyu見たんですよ。」と会話してみたんですが、アレですかね、もうたくさん言われ過ぎたのかそれともガルパン聖地巡礼をしているファンとは違う人種と思われたのかお店の方の反応が戸惑っている様子が変に都会の成れた感じとは違って、こうした反応もガルパンファンには受けているのかしら?なんて思ったり。


前夜の準備
連休中は子どもが部活だったり全くスケジュールが合わないし、艦これはイベントで資材だけを消費して燃料だけはすっからかんになりそうだし、積み本は消化しないといけないしどこか行くには休みの日だと混んでいるし天気予報みたら週中は雨だし何処かに行くなら明日だな、と自分で自分の背中を押してみたり。そうしたことを逡巡しているときは大体腹積もりは気待ているのですけどね。


で、行き先の大洗は一度マリンパークに行ったことがあるので全く知らない土地ではないですがガルパン前のことですし街中は歩いていないんですけどね。そのガルパンも少し前の放送だったし、ご当地アニメで町おこしが成功している例なので前日にググってみたら、参考になる情報が沢山あります。で、戦車娘?がお店に一人ずついるのを見て回るのにレンタサイクルを借りて回ろうと思ったりしたりして大洗市街戦攻略図街なかかくれんぼ案内図を印刷して持っていたんですが「街なかかくれんぼ案内図」の方が戦車娘の写真を撮る都合、助かりましたね。



ボールペンで丸印のついているところは写真を取った戦車娘達。


とりあえずあんこう
平日の高速道路の下りはスイスイですね。家からでもあっという間に到着。高速運転するの久しぶりかも。さすがに載っている車は高速安定性が良いなぁとか、レーン取りがリニアに取れていいなぁ、と惚れ惚れ。車を大洗まいわい市場(大洗リゾートアウトレット内)の傍に留めてトイレのついでに中に入ろうとしたらいきなり娘達のポスターの洗礼ですよ。



で、中に入って目に入ったのがあんこう型のパンとか例のみつだんごとか美味しそうなお弁当やから揚げとか。


  


お土産は差し当たり荷物になるので後で。で、ここで一人目の戦車娘とご対面。


05大野あや ※番号は「街なかかくれんぼ案内図」の番号


あんこう焼を。あずき、芋あん、あとなんだっけ?3種類からここはやっぱり茨城だもの芋だよね、芋あん。あんこう型の方が少し焼き色がついているけど西住殿の焼き印の方は印をハッキリ出したいからなのか焼が浅めで白い。なので、持つとフニャっと柔らかい。で、食べてみると芋を切ったものがゴロっと入っていて「お芋だー!」とちょっとニンマリしながら外のテラスで食べる。


 


初めての痛チャリ
さて、次はレンタサイクルをしているお店に移動してっと。ずっと端の海賊船のカンバンのお店で借りれます。お店のお姉さんに「借りれますか?」聞いたら、「午前10時〜3時間と午後1:30〜3時間なんです。今だと2時間も借りれないですよ。」とお姉さんの方が申し訳ない風に気を使ってくれているような。「1時間30分もあればいいかな。小さい街中だし。」と思ってレンタル料500円と返却保証金1000円を渡して、外へ。アウトレット、駐車場の中を通ってはいけないきまり、なのだと。裏手が道路に面しているのでそこから出てまずはパチリと。はい、西住殿です。大分借りたファンがいるようであちらこちらが痛んでいるようですが、500円だし、初めての痛チャリだし、兎に角、楽しそう!が大きくて気にならなかったですよ。もう目の前が海で目の前にさんふらわあ号が!


 


25人の戦車娘達
颯爽と漕ぎ出して、街中へ。とは簡単にはいかず、展望台傍の交差点で現在位置を確認。方向だけ確認して進む。途中、もう一度「ガルパン街なかかくれんぼ」を開いてパン屋さんのブリアン前に。ここからずっと東側に向かうことに。「ガルパン街なかかくれんぼ」には、54人の戦車娘が載っているんだけど、その内、25人に会うことになるとは。いや違うな、一人がいるお店はお休みでカンバン出ていなかったもんな。あ、新三郎は娘じゃないや。それでも我ながら良く見つけました。


14ナカジマ と 15新三郎
 


16佐々木あけび と 17五十鈴華
 


19おりょう と 21近藤妙子
 


22園みどり子 と 23カエサル
 


24磯辺典子 と 26左衛門佐
 


27武部沙織 と 28河嶋桃
 


29アッサム と 31後藤モヨ子
 


32西住みほ と 33アンチョビ
 


35蝶野亜美 と 36篠川香音
 


37ケイ と 38 西住まほ
 


39小山柚子 と 40逸見エリカ
 


41阪口桂利奈 と 42秋山優花里
 


お昼ご飯はアレだ!
ちょうど、お昼時だったのでどこに入ろうか迷ったんだけど、昨夜調べていて印象に残っていたブロンズの戦車カレーを食べようかとブロンズへ。テーブルは埋まっていたんだけどお店のおばあちゃん(店主なのかな?)がご飯食べ終えそうな人に相席をお願いして、その人も快諾してくれて。
#その時の方ありがとう。


そうして座ったら、一人席に座っていた地元のオジサン、いや、若しかしたら歳が近いくらいかな?の人がもう一人の知り合いの方のテーブルに移ってくれて席を開けてくれたんですね。いや、そんなに気を使ってもらわなくていいのに!!!平日のお昼ご飯なんて相席多いんですよ、中華とか蕎麦屋とか。


そのとき起きたんです。ハプニングが。移ってくれた人がアイスコーヒーを倒してしまって。「余計なことをしたなー。」って。こっちが申し訳ないですよ。勿論、余計なこととはアイスコーヒーを倒したことなのはわかっているんですけど。そんなことがあってもおばあちゃんはマイペースです。地元のお客さんの方が勝手に台布巾を借りて拭き掃除して。


お冷を持ってきてくれたおばあちゃん、こっちの顔を見てメニューをガルパンファン向けのを差し出してくれて。まぁ微妙ですからね。ワタシの格好と歳が。若い人ならファンなのは一目瞭然なのでしょうけど。でもね、ガンダムファースト世代ももう50歳台に突入ですから。



で、ラミネートされたランチョンマットと袋入りのコースターをセットしてくれて「ランチョンマットも邪魔でなければお持ち帰りください。(ニコッ」って。はい、すっかり忘れてきました、ランチョンマット。あー。


カレーが出てくるまでツイートするほかは店内を見回すくらいです。壁を見るついでに天井を見たら……天井まで。



キョロキョロしていたらおばあちゃんがノートを2冊「思い出づくりにどうぞ。」と。「(え゛そんなんじゃないお。)」と引きつりながらも受け取って開いて眺める。みんな画が上手だねぇ。じゃあ何か書くか、と。φ(..)カキカキ。食べ終わった若い人がネームカード?名刺をおばあちゃんに渡している。へーその壁に貼ってあるのはプライベートの名刺なのか。


そんなこんなで、じゃーん。戦車だ。戦車だ。



味が以外にもスパイシー。ちょっと待て。ちょっと待って♡この赤い糸くずのようなもの。


この種のようなもの。赤い糸くずのようなものは サ・フ・ラ・ン ですね。大洗で、おばあちゃんがやっているお店で サ・フ・ラ・ン ですよ。で、タネのようなものは勿論スパイスの……えっと、クミン、じゃないかな?へー以外だ。まぁ、味は少し濃いとか、ルーのムラがあるとかはおばあちゃんがやっているお店なのだとするなら逆に特性なのだと思うんだけどスパイスとは!!


やばいやばい痛チャリを返す時間が迫ってきた。でも小さい町だし、混雑しているわけじゃないし、と来た道を帰ろうと思って逆に走り出しちゃって、1本海側の道を走って途中で自転車が1台通れるくらいの抜け道を駆け上がって元の道に。こういったときはマウンテンバイクは良いね!痛チャリじゃないとママチャリなんだよ。痛チャリで正解だった。で、dancyuに載っていたみつだんごのたかはしでお土産に家族分だけ買う。


でね、行きのときに気になって覗いた魚忠を覗く。奥が寿司屋?手前が魚屋か。よし、あたりだこれ。一旦痛チャリを戻して車で後で寄ろうっと思う。魚屋に寄り道して、自転車を返す途中に温泉があるよ。これ、気になる……。いつもならスルーするのに今日は聖地巡礼するくらい普通じゃないので気になる!どうしよう……。まず痛チャリを返して、まいわい市場でお土産を買って。お菓子の他に野菜まで買ってすっかり観光しているオジサンだ。お土産を車に乗せて横を見たら、



ガルパンのラッピングバンだ。どうやらまいわい市場の車らしい。さて、温泉のゆっくら健康館に行かなくては。入り口はこんな感じ。中に入ってもこんな感じ。だよね、ここまではさすがに戦車娘は進撃していないよね。




してました。2階の受け付けて間に並んでいました。はい。ふるさと創生基金で温泉井戸を2つ掘ってあてたらしいです。重曹と単純だったか。それをブレンドしている15度の鉱泉です。色は薄い麦茶のような色。九十九里の飯岡あたりの温泉のようにコーラの様な色とは違いますが。大分温まったのでヒートテックは身に付けませんでしたよ、汗かきそうだったので。



魚は魚忠押し
魚忠に車を移動して、ケースの中を覗いて「(どうしよう……。晩御飯にするだけど。あ、北寄貝だ。でかいな。こっちは生き〆の鯖か。金目は高いんだろうな。)」と思いつつ困ったときは任せようと、顔を上げたらどうやらオーナーのようなオジサンと目が合って。

「今日のお勧めは?」
「サッパリしているのと脂身とどっちがいい?」
「白身は何があるの?」
「鮃があるよ。これ、あと1/4身。鮃は本当は3月上旬までなんだけどこれはいいよ。」
「それ幾ら?」
「おーいこれ何キロあった?」
「2.5キロ……。」
「じゃあ1000円。」
「柵(さく)でいいの?」
「柵で。」
「じゃそれで。あともう一つくらい欲しんだけど。」
「鰹が出始めたんだけど高いから。鮪もあるけど。もう一つ白身でいい?」
「良いよ。」
「これ姫鯛いいよ。」
「いくら?」
「1500円。」
「じゃあそれで。」
「姫鯛はどうする?半身は刺身で残りは焼く?」
「(半身は焼くか)そうする。」
オジサン知り合いの人と話しながら下ろす。90キロのアブラメが揚がったとかどうとか。
「刺身の方は松皮(づくり)にする?皮と見の間が美味しいよ。熱湯を皮に掛けて。」
「(松皮づくりか。いいな。)そうする。」
「残りの半身は……。焼くんだよね。頭落とす?お澄まし美味しいよ。」
「ううん、そう言われるとなんかそうしろって感じだよね。残りも(皮なしの)柵にして頭もお澄ましにするよ。」
「頭にも霜降りにして。取ったけど鱗が残っているから。」
「了解。」
「ヒラメの粗もいれておくから。」
「あざーす。」
「車?どこまで?」
「○○まで。」
「トロ箱に入れておくから。」
「あざーす。」


左のパックには姫鯛、鮃、あと鮃のえんがわも。



地方に行けば酒がある
もう一か所寄り道。地方に行けば酒がある。地酒を買わないなんて。35番の蝶野亜美がいる「月の井」でお酒を買うんだ。この時期は生生とか無濾過原酒とかあるので楽しい。無濾過原酒は酒米が五百万石と山田錦とあともう一つ。で、山田は飲むと疲れちゃうので五百万石に。携行用のバッグがお洒落です。月の井にもガルパン柄のラベルのお酒もありました。


 


レジ前のテーブルには蛇の目(御猪口)や徳利もあって頑張っている感じがいいです。まだ飲んでいないのですけどね、お店のお姉さんに尋ねたところでは酸度は高くない模様。茨城だと四季桜というとてつもない酸度の高い酒があるけれど千葉の酒に傾向が似ているかもと想像したり。


戦果報告
お買いもののお土産。色々かいましたね。行きのサービスエリアでイバライダーのロシアンルーレットクッキーも買ってたり。



勿論晩御飯は
鮃と姫鯛の刺身とお吸い物。こうなりました。鮃美味しい。姫鯛の脂がすごい。お澄ましの出しもよく出ていて、後でご飯にだしを掛けてお茶漬け風にして食べちゃいました。そうそう、お澄ましには「豆腐を入れないで!」って言ってた豆腐がね、だしを吸っちゃうんですよ。でしょ?って聞いたら、そうだって。


 


ご飯食べながら、ガルパンの第1話を見直してみたり。改めて見直すと西住殿、こんな表情していたんだ、と気づいたり。キャラより、戦車の動きの方にニヤニヤするんですけどね。