「プロジェクト&プログラム・アナリシス研究部会」でPRINCE2の概要を知る


facbookのお友達が「わたしの幸せの指標値は……」などとタイムラインに書き込んでいたのを見て、「うーん、いつも思うんだけど自分の幸せの指標値はなんだろう?」と心持ち目線を右上に泳がせながら「パッと思いつかない。」ことを確認するだけなんだけれど、他の人はそういった「幸せの指標値」なるものを持っているのだろうか。持っていて、それをサッと言えるなら普段からそう思っているので言えるのであってその指標値はその人にとって本物なのだろうと思う。


とは言え、ワタシの「幸せの指標値」がないというわけでもなくて、突き詰めていけば、想いを巡らせれば、ありきたりなのだけれど「家族の笑顔」なのだと改めて思う。彼のお友達のように感謝とか社会的貢献のようなものではない。


そんなありきたりな日常の風景がワタシの幸せの指標値だけれど、もしかしたら「ワタシだけの幸せの指標値」があるのだとしたらそれは「知らないことを知る学び」を得ることもそれに当たるのかもしれない。この指標値には家族も地域も職場もない。この指標値が評価されるのはワタシだけの世界の中で、である。この指標値で表される度合いは、感情は、興奮は、誰にも等価で共有することができない。ただ、ワタシが一方的にニッコリしながら話すだけなのだ。


PRINCE2とは
そうしたワタシの幸せの指標値が得られるかどうかわからないけれど、ワタシの関心度のセンサは「プロジェクト&プログラム・アナリシス研究部会」に行けと言う。いつもそうだ。行けば関心度のセンサが振り切れている分だけ何かを得られるのに重い腰が上がらない。でも、いつもの自分のことなのでどうすればいいかを知っているのも自分だ。当日の日程をブロックして行くためにまだ空きがあるか先方に確認を入れ、手続きと準備を終える。さて、幸せの指標値を得るのだよ。

PRINCE2
1989年、イギリス政府の情報システムのプロジェクトマネジメントの標準として中央電子計算機局 (CCTA) が PRINCE を開発した。これは、すぐにIT向けにイギリス政府機関以外でも使われるようになった。1996年、より汎用的なプロジェクトマネジメント手法として PRINCE2 が発表された。PRINCE2 は徐々に知名度が上がり、イギリスでのプロジェクトマネジメントのデファクトスタンダードとなっている。また、イギリス以外の国々にもその利用が広がりつつある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/PRINCE2


これを講師の落合 和雄(税理士・中小企業診断士)さんが、

  • PRINCE2の基本的な概念とフレームワーク
  • PRINCE2の7つのテーマ
  • PRINCE2の7つのプロセス


について解説してくれる。日本語版がなく、PRINCE2に関する資料はすべて英語だ。PMBOKの2000年版が英語版しかなくサッパリな英語力で泣く泣く英語で勉強したことを思い出す。まぁ、よくあることだけれど仕方がない。自分で望んだことだもの。


PRINCE2のポイント
ワタシが乱暴にPRINCE2のポイントを伝えるとするなら。いや、書いてしまうので伝えられることは、

  • 組織は3階層を定義して、accountability(説明責任)とresponsibility(実行責任)を確立する。
  • 計画は、stage(局面)に分け、stageごとにモニタリングとコントロールする。
  • tolerance(許容度)を設定し、代替策を立てる。


の3点と思う。


PRINCE2の概要説明で強調されていたこと
PRINCE2の概要説明で何度と繰り返していたので、講師が云いたかった一つと思われることに「PRINCE2はstageとManaging Stage Boundary(SB)を厳格に進めるので日本人に合わない。」ということ。


そうなのだろうか。プロセスを決めて、プロセスのとおりに回すことだけの話だと思うのだけれど。製造現場なら作業手順を決めるし、toleranceと同じようなメトリクスを収集して品質管理活動に生かしているのだから、そうした下地はあるのではないか、などと思ったりするんだけれど。


何を得たか
概要だけなので、と言うわけでもないけれど、「なんとなくわかった。」程度の理解レベルで「なるほど!」とすべてが腑に落ちたわけでもない。もう少し、情報を仕入れて理解を深めたいけれど、どうやら書籍を読むしかないかも。


ただ、どうしても見当がつかなくて質問をさせていただいたとき、講師の方の回答を聞きながら「そうか!」と点と点がつながることがあったので、一つの観点を得られたのが今回の学びであるし、お土産かも。