ドットシールでチームへの頼られ度を視覚化してみよう


チームで仕事をしていると、役割、ロールで担う仕事はそのロールが必要とするスキルセットを持っている人をアサインすることになるので、結果的にリーダと担当エンジニアでは能力の差が生まれてしまうんですね。


スキルセットは、コミュニケーションや問題解決に対する粘り強さなどの基礎スキルとそのチームで必要とする技術スキルで構成されます。このスキルセットからチームメンバが持ち寄るスキルを並べてみるとそれまでに経験してきたことで本人が育んできたスキルもあれば生まれ持ち合わせてきた先天性の性格に依存するスキルもあって、一概にリーダがすべてにおいて担当エンジニアより上回るとは限らないケースもあります。


それは常にリーダ>担当エンジニアの関係ではなく、リーダ≧担当エンジニアの関係に成り得る事も考慮しないといけないということを示していると思います。特にこうした事象を生むのは稼動が上がり、今まで担当エンジニアにしかアサインされなかったようなエンジニアが人のやり繰りの都合やそのエンジニアの育成面での試みがある場合などに起こり易いです。


こうした関係、単純にリーダ>担当エンジニアのスキルの力量でチームが構成される場合はあまり問題にならないのですが、リーダ≧担当エンジニアの関係でチームのスキルが成り立っているとき、場合によっては担当エンジニアの方に高い技術的なスキルがあると作業量のバランスの関係で不平不満を持ちやすいです。


そうしたケースでチーム内の関係が拗れてしまうとチーム内のコミュニケーションがズタズタになってしまうのでとても殺伐とした中でプロジェクトが終了するか、任期満了でチームを卒業するか、自主的に離脱するほかないです。それじゃあ、ともて悲しい。


みんな大人だけど、やっぱり仕事をする時間は少なくないのでストレスに感じてしまったり、負い目を感じてしまうと仕事がメンタルダウンの可能性を生んでしまうのでやっぱりそれは避けたいものです。


それをどうしたらまったく別の思考でプラスに表現できるか、実現可能か、そんな方法があるのかを考えてみたんですね。まぁ、ジャストアイデアなので実現性やファシリティの関係で「それってどうなの?」って思うかもしれませんが。


助けてもらっていることを視覚化する
チームプレイである限り、なぜソロでプレイしていないかを考えればわかるハズなのですが些細なことに気をとられてしまうとすぐに頭の中の血が頭部に集中してしまってありもしないことを一人で妄想してエンジンを空転させて余計なエネルギーを消費してしまうんですよね。どうですか、身に覚えあるでしょう。ワタシもありますもの。


そうした、第三者からみたら些細なことは些細なことの積み重ねがいつの間にか当人の閾値を超えていて周りから見ると突然堰を切ったように爆発することを目のあたりにすることになるのですね。そうした些細なことはこちら側の都合を考えずに頼みごとをスタックしたり、合意した予定を相談なく変更したり他所で約束してきてしまったり、そうしたことが主な原因だったりします。


だったら、その頼まれごとを見えるようにしてみたらどうか、とおもったんです。それは頼む方が頼みごとをするとき、ホワイトボードに印をつけるとか、ドットシールをカンバンに貼るとか。そうするとタスクの依頼が検証の追加でも急な変更の依頼でもどれだけ抱えているタスクのほかにどれだけのタスクがつかされたか目に見えるようになるのでは、と。


見えるようになれば、頼む方も周りも考えますよね。だて、今までの頼られている累積状況が見えるんだもの。どれだけチームに貢献しているかがわかります。月替わりでドットシールを変えれば月次の貢献者がわかりますね。それをうまく使うと感謝したり労ったりするきっかけになりますね。思わず自分で書いていてそれいいな!と思ってしまった。