エンジニアの症例:ボクが悪いのはわかっていますが…


症例:上手くいっていないときの説明で「ボクが悪いのはわかっていますが…」と言うが改善する兆しがみられない。
所見:都合が悪くなると「ボクが悪いのはわかっていますが…」というあとに上手くいってない事象を説明するが原因追及や対策を施して改善を図る様子は見られないことから、上手くいっていないことに対して患者は事象の深刻さを受け入れていないと思われる。
また、「ボクが悪いのはわかっていますが…」と自分を責めているように表現することで事象の不出来に対する自己批判を免罪符としていることがうかがえる。
処方:「ボクが悪いのはわかっていますが…」と言う事象に対して、患者と患者の属するチームメンバ間で起きている事象の結果が最悪となった場合を想定させ、「ボクが悪いのはわかっていますが…」と慣用的に使うことがことの事態の回避や免罪符になっていないことを気付かせる。
気づきがえられるような改善がみられたら、コトの本質の探究方法と患者が期待する最良のイメージを表現させ、それを実現するにはどのようにふるまうことが期待されるかを患者と患者の同僚との立場での行動を言葉で表させる。