一番やさしいWBS −進捗の進度を知る−
前回(一番やさしいWBS −進捗の実績を記録する−)までのWBSをおさらいで確認します。
「実績開始日」「実績完了日」を追加して、実績日の情報を持つように変更しました。
【例7】プロマネの本を読む
Milestone ID マイルストーン 先行WBS ID 作業量(8時間/日) 計画開始日 計画完了日 実績開始日 実績終了日 M-1 本を入手する 1-3 0 5月2日 5月2日 _ _ WBS ID WBS 先行WBS ID 作業量(8時間/日) 計画開始日 計画完了日 実績開始日 実績終了日 1 プロマネの本を読む n/a 3.0 5月2日 5月4日 _ _ 1-1 プロマネ本を選ぶ n/a 0.25 5月2日 5月2日 _ _ 1-2 本を買いにいく n/a 0.25 5月2日 5月2日 _ _ 1-3 本を買う 1-1/1-2 0(1-2に含む) 5月2日 5月2日 _ _ 1-4 本を読む 1-3 2 5月2日 5月4日 _ _ 1-5 感想をブログに書く 1-4 0.5 5月4日 5月4日 _ _
プロマネ本を選ばないの?
WBSの「1-1」ではプロマネ本を選ぶのが作業のゴールです。プロジェクトマネージャがこのゴールデンウィークに読みたい5冊を検索で見つけたので、参考にして、この5冊の中からどれかを選ぶことにしようと一度は決めたのですが、でも、最近出版されたプロマネ本がないかも気になりました。
検索したけれど、まとめたブログはなかったので、amazonで「出版年月が新しい順番」で絞り込んで、調べることにしました。
大和出版(2015/4/17)
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総合法令出版(2015/3/21)
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ふと、調べ始めて、amazonで書籍の「目次」「なか見」を見ていたら、いつの間にか2時間が経っていました。
WBSの作業の開始からすでにまずい状況です。それに、「1-1」の作業を着手したのに実績開始日を記録していなかったのを気づいたので、記録することにしました。「1-1」の実績を記録すると合わせて「1」の実績開始日も同じ日を記録します。
【例8】プロマネの本を読む
Milestone ID マイルストーン 先行WBS ID 作業量(8時間/日) 計画開始日 計画完了日 実績開始日 実績終了日 M-1 本を入手する 1-3 0 5月2日 5月2日 _ _ WBS ID WBS 先行WBS ID 作業量(8時間/日) 計画開始日 計画完了日 実績開始日 実績終了日 1 プロマネの本を読む n/a 3.0 5月2日 5月4日 5月2日 _ 1-1 プロマネ本を選ぶ n/a 0.25 5月2日 5月2日 5月2日 _ 1-2 本を買いにいく n/a 0.25 5月2日 5月2日 _ _ 1-3 本を買う 1-1/1-2 0(1-2に含む) 5月2日 5月2日 _ _ 1-4 本を読む 1-3 2 5月2日 5月4日 _ _ 1-5 感想をブログに書く 1-4 0.5 5月4日 5月4日 _ _
記録が済んだので今の状況を確認しましょう。日にちでは(まだ完了していませんが)着手はできているので何とかよさそうです。と言っても、「1-1」は2時間が経っているので、すでに進捗が遅れそうな気配です。
ここで問題です。WBS「1-1」の今の状況でまずいと思うことは何かを考えてください。
このまま進んでしまうと遅れてしまいそうです。進捗が進んでいるか遅れているか客観的に知りたいですよね。WBSの計画と実績がどのくらい差分があるかをわかるように項目を増やしてみましょう。
項目は「進度」にしました。「-」は計画より進んでいる状態です。「+」は遅れている状態です。進捗が遅れている方の記号が「+」なのは、計画値より実績値が「多い」からです。
【例9】プロマネの本を読む
Milestone ID マイルストーン 先行WBS ID 作業量(8時間/日) 計画開始日 計画完了日 実績開始日 実績終了日 進度(±) M-1 本を入手する 1-3 0 5月2日 5月2日 _ _ n/a WBS ID WBS 先行WBS ID 作業量(8時間/日) 計画開始日 計画完了日 実績開始日 実績終了日 進度(±) 1 プロマネの本を読む n/a 3.0 5月2日 5月4日 5月2日 _ _ 1-1 プロマネ本を選ぶ n/a 0.25 5月2日 5月2日 5月2日 _ _ 1-2 本を買いにいく n/a 0.25 5月2日 5月2日 _ _ _ 1-3 本を買う 1-1/1-2 0(1-2に含む) 5月2日 5月2日 _ _ _ 1-4 本を読む 1-3 2 5月2日 5月4日 _ _ _ 1-5 感想をブログに書く 1-4 0.5 5月4日 5月4日 _ _ _
最近の書籍の概要を読む限り、似ている本もありそうです。また、月刊誌で連載していた記事が本になったのもあるようです。もしかしたら、既読済みかもしれません。
とりあえず書店に向かい、書店で選ぶことにして出かけることにしました。