この人と一緒になれてよかった


惚気話になっちゃうかもしれないけれど、何度か似たことを書いてきたかもしれないけれど、書きたいと思ったので書いておこう。この増田が人気だ。

結婚してよかった


ワタシも同じように結婚してよかった。ただ、結婚がよいのではなくて、「ワイフと」結婚して、一緒になれてよかった。


前にもキャリアについて書いたことがあるけれど、過去の自分のことをこんなふうに言うのはどうかと思うけれど、システムエンジニアなのにそれほど深い技術を持っているわけでもコーディングがそこそこのレベルというわけでもない。


そんなワタシだったけれど、彼女になってくれて、その上、結婚しれてくれた。


こちらはこちらで、それなりに「結婚してもいいのだろうか」なんて人並みにプチ悩んでみたけれど、前髪にぶら下がるチャンスをつかむことを試みたら、応諾してもらえたから今があるんだけれど。


我が家はけんかをしない。ホントしない。


それは、ワタシだって気に入らないときにカッとなることもあるけれど、今振り返ると、ワイフのほうが頭が聡いので、上手に受け止めてくれるからなんだろうなぁ、と思う。


子どもを授かるとワイフは倍以上に忙しい。だから、家事だって手を抜かないとリソースが足らな苦なるのは当然だ。今冷静に思えばあたりまえのことだけれど。少しは家事をするほうだけれど、ワタシより家事をするパパさんのほうが多いかもしれない。手が回らないことがあったらいって、と伝えても、ワイフはダイジョウブだよと言っていたと思う。でも、夜鳴きが続けばさすがに家事なんて手を抜かざる得ない。当然だよね。


あるとき、「掃除を十分できなくてごめんね」と言ったときがあって、ワタシも「気にしないで。ワタシもできることだからやるよ。それにすこしくらいやらなくても気にならないから。」なんて会話をした記憶がある。


でも、気になるんだよね。ちょっとしたことなのに、って。で、別の見方があるんじゃないかな、と思いつくまでが自分との葛藤と言うか。気になる人が自分で掃除すればいいだけの話だし、実際、掃除をしていたんだけれど。掃除機を掛け終わったときのすっきり感もあって毎週末の掃除はワタシが勝手に自分の趣味にしていたけど。


あるときトイレで用を足しているときに、埃が気になったんだけれど、ふと、気づいたことがあって。それは、ワイフとワタシは別人なんだから考えていることも見えているものも価値判断もまったく違うんだ、というとても当たり前のこと。だから、埃は気づいているかもしれないけれど、「今掃除をしなきゃ」とは思っていないから、今の状態があるんだ。そう思えたら、憑き物が取れたような気がしたんだよね。


もしかしたら、ここでほんとに大人になれたのかもしれない。


子どもを授かってからも、そういう状況から改めて子どもが成人するまでに「今のエンジニアのレベルのままでいいのか」と考える機会を与えてくれたもの、ワイフが結婚してくれたから、というこじつけみたいなことも考えたり。


実際、じゃあ、ワタシ自身のキャリアパスを考える機会にもなったし、「どうしたら」給料を上げる一番の近道かを考えたわけで。思ったよりは増えたわけでもないけれど、そのための武器を仕入れる勉強を始めても、後ろから見守ってくれていたし、その間は子どもの世話もお任せだったし。



ワイフと子どもはイチャイチャしすぎ!と思うほど、仲がよすぎる。これも、ワイフが付きっ切りで世話をしているからだと思っているし、感謝をしているところ。ハッキリいって、ワタシが入る隙間は少ない。でもいいかな。そういう環境を作ってくれるワイフがいるから。


だから、好きに仕事もできるし、オフで新しいこともチャレンジできる。それでまたワイフを少しだけびっくりさせたり喜んでもらったりする度に、この人と一緒になれてよかったと思うんだ。