異常だ!異常だ!と騒ぐだけでは脳がないです


富士通がオープンソースに貢献したらこうなった。第26回 PaaS勉強会
ほんと、こういうのの「鳥瞰図」とか「API図」とか、おぉ!って思いますね。好きです、こういう全体を俯瞰できるの。朝からちょっとフンガフンガしたです。はい。


さて、ところ変わってわーわー騒ぐ人がいるんです。そうした人が騒いでいるのは監視通知みたいなものと思っているので何かコトが起きたのかなと思えばそれはそれでいいのですけど。


監視通知で目の届かないところをカバーしていてくれていると思っているので別にうっとおしいわけでもないです。逆に、感謝しているくらいです。まさに監視してもらっているわけですから。


ただ、監視をしているくらいなのだから、閾値を持っていてその閾値越えをしたときの次のアクションは考えておきなさいな、と思うんですね。だって、せっかく監視をしていて異常を発見したのだったら、その異常の次アクションをどうさせるかを導いてあげたらスマートじゃないですか。


それを異常だ!異常だ!と騒ぐだけでは能がないです。


そうした騒ぐ人は、だいたい事態の深刻さを正しくわかっていないです。事態の深刻さ、いや、現状の正しい把握さえできていないです。さらに言えば、騒いでいる人は、騒いでいるだけで「じゃあこうしよう」という意思を持っていないですね、ええホント。


ただ、監視をしていて異常を検知してもらっているので、その異常をコントロールできない人に任せるのもプロセス的に間違った方向に進むので、異常の状況を聞いて正しい方向に導いてあげないといけないわけです。


その騒いでいる人に何を騒いでいるのかをいったん話してもらいます。多くは、事実より想像が混在して話されるので1回聴いただけじゃ理解はできないんですけどね。


で、もう一度最初から話してもらいます。そのとき、ワタシだったらホワイトボードの前に立つかA3の紙をテーブルにおいて、教えてもらうことを書き込んでいきます。


そのとき、適当にスペースを空けながら、時系列と事実と騒いでいる人の思い込みを分けて描き込みます。


それで何がわかるかというと、この後に取るアクションのレベルですね。それがわかります。


例えば、あるプロジェクトがあって、プロジェクトマネージャがプロジェクトをコントロールし切れていないと何らかの場で気づき、その程度が深刻であったと判明したときには、リスクコントロールの一環でエスカレーションされるでしょう。


その際、何がコントロールできていないのかにより次のアクションが変わってきますから、そうしたことを踏まえてエスカレーションする先を選択するのだと思います。


騒いでいる人は、それをすべて頭の中でやろうしていることが多いです。だから、せっかく監視に異常を引っ掛けても取るべき次の行動が伴わなくて、傍から見ていると騒いでいるだけにしか見えないんですね。


実は、若いころのワタシもそういう騒いでいる人の一人でした。はい。今思えば恥ずかしいです。はい。でも、状況を把握して、今いる立場で、乗せるプロセスの有無で、どう処理すればいいのかは、いつの間にか覚えましたが、それがいつを転換期だったたかはわかりませんし、それは重要ではないかと。


そんな恥ずかしい思い出より、今首の上に載っている頭を使って状況を把握して、自分でそれをどうしたいかを判断して、行動するのがいいです。


自分の頭は伊達についているわけではないで。