プロジェクトマネージャとマネージャの残業について


朝方勤務が話題になっていますし、ワタシも朝方勤務ですが、ぜひ、みなさまにおかれましてはごゆっくり出社されるようにお願い申し上げます。それは、電車が混むから。不思議なことに、この朝方の電車の混み具合も朝日の昇る時間に合わせるように夏は早く、冬は日の出にあわせて遅くなる方がいらっしゃる。ワタシと同じようにいつも同じ電車の方もいるようですが、日の出に合わせる方もチラホラいて面白いなぁ、と。


10年以上前に朝方勤務を始めるようになって、そのときに思ったのはいかに早く残業はそこそこで帰る雰囲気を作るか、ということでした。突発的なタスクで締め切りが「翌日まで!」とか、そういったときはもちろん終わらすために残業もいといませんでしたが、そうでもない普段は「お先に〜」と帰るようにしていました。そう帰れるように、進捗はキープしていましたけど。


そうそう、残業に対する思いは変わりましたね。


どう変わったかというと、そのときの仕事のロールで自分の残業に対する価値観が変わりました。


マネージャのときの残業
ワタシの考えですが、マネージャの役割ならメンバに対してマネージャ自身が早く帰る姿を見せて、早く帰ることに対して仕事場として変な抵抗感を持たせないようにします。


よく聞くじゃないですか。帰りづらい仕事場とか、プロジェクトとか。自分の経験からもそういった仕事場がありましたね。でも、それって仕事が終わっているならまったく持ってムダですよね。1つはプロジェクトのコストとしてのムダ。もう1つは、個人の時間の無駄。そんなムダを使わせないで、早く帰らせてたまった家事をしてもらうとか自己研鑽してもらうとか美味しいものでも食べてもらうなどリフレッシュしてもらって明日も元気に働いてもらったほうがいいです。


だから、計画している仕事が終わっているなら、さっさと帰ろう。デート?じゃあ、早く帰れ、って。もちろん、今日の仕事は終わらせて、ですが。


とはいえ、メンバのレポートが上がってくるのは週末なので、週末はメンバのレポートを見るために実質仕事はしていましたけど。これは、そういう「しくみ」で動いていたので当然の結果なのでしたが。まぁ、それもその後、しくみを見直してそうならないように改善をしましたけど。


プロジェクトマネージャのときの残業
もう、これは最大の価値の基準はプロジェクトのスケジュールが計画どおりに進捗することです。そのためにできることをするわけです。


例えば、メンバが急ぎのタスクを抱えて進捗が芳しくないときは当てられるサポートのリソースは当てた上で、その後にワタシに回ってきてチェックする段取りなら、ずっといます。あ、そのタスクとは関わっていなくて予定の仕事が終わっているメンバはさっさと帰ってもらいます。


たまたま、急ぎのタスクの担当になったメンバには「悪いね」と言いつつも、あとで構えているわけです。プレッシャーかもしれませんがお約束があればそれも必要なことですので、メンバに丸投げせずにしんがりはやります。プロマネですからね。SEリーダとかに任せていい程度のものであれば、状況によりお任せして先に帰ることもありますが。


こうふりかえると、ロールによって残業の見方が変わったとワタシ自身思います。別に、拒否もしないし喜んでやるわけでもない。そのときのロールで必要だからやる、みたいな。


まぁ、朝方なので遅い残業が続くと翌日がしんどくなるのは歳をとったからだと思いますが、朝方だからということでそうした残業をコントロールして自分の勤務スタイルを維持しようと自然としているのかもしれません。