システムエンジニアに遅すぎるなんてことはない


同期の彼が昇進したとか、若い彼女が抜擢されたとか、組織の中で働いているとそういったことが(ワタシ的には)よくあるのですっかり慣れました。


慣れたというか、ワタシのコンペティタは彼ら、彼女らじゃない、と思っているからですけど。


周りと遅れていると感じても焦らない
自分と周りを比べて自分がいろいろ遅れていると感じても、まずは焦らないことです。焦ると何も進まなくなっちゃいます。車輪が空転して、余計に摩擦熱を発してしまう、みたいなものです。


ワタシもこれまで自分自身のやってきたことを振り返ると、大分、周りに比べて遅れてやっていると思っています。1週、2週、それ以上、のんびりとマイペースで進んでいるのかなーと。


焦っている人に「焦らないでいいんだよ」といってもなかなか受け入れてもらえないものなんですけどね。


でも、やっぱり焦っても何も生まないし、逆に、焦った分だけマイナスに働いてしまうんです。なにせ、自分がなりたい状況と反対側にいると「思っている」ので、思考のすべてが「マイナス」からスタートしてしまうからです。だから、結果も自分が期待するほど得られない。それでまた思考がマイナスに働いてしまう。まさに負のスパイラルです。


なりたい自分になれると自分を信じる
自分の最大で一番近い見方は自分自身です。その自分を信じることからやり直しましょう。自分が思いついたこと、なりたいと思った自分になるために応援も、助力もしてくれるのは「自分」です。


「だめだな」なんて思わなくていいんです。それはなりたい自分の前にハードルを自分で置くようなものです。わざわざ、自分でなりたい自分から遠ざける必要はないんですよね。


まずは、なりたい自分をイメージしましょう。そしてそうなった自分をイメージするんです。


機会を待たない
なりたい自分、アーキテクトやプロジェクトマネージャになりたいと思ったら、自分がイメージするアーキテクトやプロジェクトマネージャとして必要と思う資質を得るための活動を始めよう。


いくら自分がアーキテクトやプロジェクトマネージャになりたいと思っていても、資質がなければ抜擢されないんだから。だから、資質を持っているという状態を作っておこう。


資質を身につけることを1日遅らせると、なりたいアーキテクトやプロジェクトマネージャになれる日を1日遅らせることになるだから。最悪、自分のキャリアプランからなりたい自分を自分自身が先延ばししたことで消してしまうかもしれない。


なりたいと思った自分の行動の機会を待ってはいけないんだ。目の前にある機会を手を伸ばしてつかもう。


理を問え
目の前の事象がなぜそうなっているのか、自分がなりたいアーキテクトやプロジェクトマネージャになったつもりで、そうした立場の視点でものごとを問おう。


なりたい自分の視点でものごとの道筋を問う。それを繰り返す。その繰り返しが、今までわからなかったこと、どうやればよかったかを立場の視点での理解を助けてくれるんです。


遅すぎることはない
自分からなりたい自分になるために機会を作り、重ねて資質を訓練することで自分の限界を超えることができるようになります。それは、なりたい自分のイメージの視点で物事を見る訓練をすることで、ものごとの解決の糸口を見つけられるようになるからです。


こうしたことに年齢は関係ありません。というか、30歳より40歳、40歳より50歳になったときの自分に必要なことじゃないかと思うんです。


歳を重ねている分だけ、経験知を多く持っているのですから、気づくことも、得られることも多いと思うのです。


さぁ、はじましょう。