開発メンバをdisるマネージャはその器でないことを自ら親告している


この3連休は秋刀魚漁をしている人が多いのでは、何て思っていますが提督の皆さんの成果はいかがでしょうか。なかなか思うように秋刀魚が捕れなくても艦娘を責めてはいけません。なぜなら、

・作戦に参加することを決めているのは提督自身だから
・艦隊の編成を決めているのは提督自身だから
・作戦海域を決定ているのは提督自身だから
・作戦の目的から艦娘の装備を決めているのは提督自身だから
・情報収集する・しないを決めているのは提督自身だから


すべて提督自身がやれることをするか・しないかを決めた結果だからです。秋刀魚がドロップするのは運の要素もありますが、これはリスクがプラスに出たというように捉えます。


プロジェクトでトラブルと立場的にマネージャに状況を聞くことがあります。まぁ、そういう兆候を知ったり、開発チームのメンバから不満が漏れてきたりすれば普段の会話の中で聴いたりするんですけどね。


プロジェクトのトラブルを内々でインタビューすると「マネージャが言ってはいけないだろう」ということを言う人がいるんですよね。

・現場はプロジェクトをやりれるスキルがなかった
・メンバに身体の不調で穴を開けられた
・現場が作ったプロジェクト計画に抜けがあった
・現場が選択した手法ではそもそもできなかった
プロマネがリスクを見抜けなかった


そういうマネージャには次の質問をしたい。

・そのプロジェクトを開発責任者としてやると決めたのは誰か
・プロジェクトの開発チームをアサインしたのは誰か
・プロジェクト計画を承認したのは誰か
・開発手法を承認したのは誰か
・リスク対策を承認したのは誰か


マネージャがやると決めたのなら、その後に起きることの最終責任はマネージャが取るものです。それを認識しているのだろうか。


たしかにプロジェクトでの開発チームの振る舞いを一から十までマネージャが把握することは現実的ではないのはわかっていますし、そういう要求をしても意味のないことです。


そうではなくて、プロジェクトの存在を承認したのであれば、マネージャはマネージャの観点でプロジェクトマネージャや開発チームが気づかないところを見なくてはマネージャがいる意味がないでしょうし、承認しているプロジェクトなんだから第三者からみたらマネージャも開発チームと同じ位置にいる存在なんですよ。


それをインタビューしているときにインタビューをしている側の方に立って話すからおかしくなる。起きたインシデントに対する事実は事実として応え、自分の権限で承認した範疇は最終責任者として開発チームと同じ立場でものを言わなければならないのでは、と思うんです。


ワタシはこういった、まるで評論家のような発言をするマネージャは自分でメンバが使えないことを親告していると思って聞いています。このマネージャには与えられたリソースを最大限に活用する能力も、承認した後の過程をコントロールするコンピテンシも、そして結果を受け入れる気概もなんだと。


こんなマネージャではプロジェクトマネージャも開発チームも不憫でならないです。