普通のシステムエンジニア


マネージャやプロジェクトマネージャになって分かることが1つあります。それは、いかに普通のシステムエンジニアが多いということ。あの人もこの人も、普通な人だ、普通のシステムエンジニアだったのか。改めて気づかされるんです。


あれ、おかしいな。あの先輩もこの先輩ももっとバリバリと勉強をして、自己研鑽をしてたわけじゃないんだ。そうしたギャップを知ることになるのです。


自分より優秀な学校を卒業してきたのだから、勉強の仕方は知っているのだろうし、だからその学校に入れて卒業できたのでしょう、と思うととても残念な思いに駆られてしまうかも。


世の中、自分より優秀な人ばかりであることは知っているけれど、こと、仕事となると変わってくる。


みんな指示を待っている。技術を覚えて欲しいと思ってもなかなかやらない理由を言って1年が経ってしまう。


煽てたり、持ち上げだりしてもやるシステムエンジニアは勝手にやるけれど、普通のシステムエンジニアはそうはいかないのです。さすがにプロジェクトで使う技術は覚えるけれどそれは利用する範囲の中でであって必要以上はやらないのです。確かに限度はあるのでしょうが、あくまでも利用技術の範疇でしかないのです。


マネージャの戦いが、いかにマネージャ自身が言い続けることのエネルギーを途切らせないためにパイプラインを維持し続ける兵站戰になっていること気づくことなくそのエネルギーを諦めとともに切らせてしまうのです。


でも、それでもエネルギーを自分自身に送り続け、普通のシステムエンジニアに関わり続けないと可能性の突然変異の可能性を自ら閉ざしてしまう。


普通のシステムエンジニアを育てるのはマネージャ自身も育てていると思わないと続かないのですよ。