システムエンジニアは20代で「転職したらどうなるか」を真面目に考えたほうがいい


実際には、転職は「しなくていい」です。する必要もありません、ブラックで無ければ。ではなぜ、システムエンジニアは20代で「転職したらどうなるか」を考えたほうがいいのでしょうか。


○○社の{あなたの名前}さん
稀有で無ければ、例えば、ある分野で技術が突出しているとか、エバンジェリストとして名が売れているとか、コミュニティを主宰しているとか、書籍を出しているとか、所属する組織より自分の名前が売れているなら別ですが、ほとんどの人は

「○○社の{あなたの名前}さん」


です。そういうワタシだって当時は同じでした。こんなことを知ってどうするの、と思いますよね。確かに。そのとおりです。一体何になるか。


それは、自分ことをシステムエンジニアの市場に出したとき、

自分で想像するほど「価値がない」


ということ」を認識できるということです。


自分のなにを売るか
ここでいう市場での価値とは、自分を市場に売り出したときに希望する値段でbuyされるかどうか、ということです。


買い手は、新卒で無ければ中途採用になるので即戦力を求めます。新卒から教育と時間という投資をして育てるところの教育と時間をお金で買うんです。それはやりたいことがあるから。


では売り手のシステムエンジニアとしては何を売ればいいのか。システムエンジニアですから何らかのIT技術になります。


ここで、市場にどんな売り物があるかを想像してみましょう。システムエンジニアも正社員、派遣、オフショアと色々とあるものです。サラリーも採用区分により変わります。


どうせなら、自分のことは高く買ってほしいと思うのが人情です。でも、買う側はそんな人情はありません。やりたいことを実現してくれるシステムエンジニアが欲しいだけです。それもbuyする以上安く。


そんな混沌とした市場に何も技術という武器を持たず自分を売り出したらどうなるかは想像がつきますよね。そう、買い叩かれるだけです。だから、多くの転職は総収入が下がるとか言われるのです。


システムエンジニアは自分で自分の価値を上げる努力が必要だ
でも、買い叩かれるのはシステムエンジニア自身の問題でもあるのですよね。だって、手ぶらなんですから。


ワタシは常々こう思っています。

システムエンジニアなら自分が持っている技術を高く売る努力をしなければならない


と。


まぁ、それはそれで試行錯誤の連続だし、正解はないんですが。


ただ、自分の価値を相場で知ることはいいと思うのですよ。人によってはショックかもしれませんが。