5年前に将来を不安に思っていたシステムエンジニアのみなさん、相変わらず不安のままですか


技術系同人誌の即売会イベント「技術書典」 開催前後のログ - Togetterまとめ、大盛況のようでしたね。会場前に待機列とか整理券配布とか。完売したサークルさんも多数あったようですし、ダンロード販売がそこそこあったようなのは、さすがT業界の面目躍起というか。次回も期待したいですね。


えっと、あれ、何書こうとしていたんだっけ…。そうそう、これ。ちょっと古いデータですが 将来への不安は、勉強と行動によって解消せよ:技術者の半数「将来は不安、だが勉強はしない」――IPA調査 - @IT ですって。5年位前の調査ですから、そっくりそののまま調査時に「将来は不安、だが勉強はしない」システムエンジニアの方々は5歳ほど年齢が上がったわけです。さて、その5年間はやっぱり「将来は不安、だが勉強はしない」ままだったのでしょうか。

不安だけど…が合わせて70%、当てはまらないが30%なので、まぁそんな分布かなぁと。当てはまらない人も全体の母数の割合で言えば20%が実際に行動をとする程度かな、というのが経験値から推測するところです。

 不安要因として最も多かったのは「自分の現在のスキルが将来にも通用するかどうか分からない」(49.2%)で、次点の「自分の会社が、将来も今と同じ状況にあるか分からない」(34.2%)を大きく引き離している(「IT人材白書2010調査」)。


次点は自分でコントロールできない範疇なのでそこを不安に思っても仕方がないので、そこにリソース(時間)を突っ込んでも何も解決しないから踵を返して1つ目の方に集中的に何をするかを考えないと。


システムエンジニアとしての自分の技術が将来的に通用するかしないか。それ、考える意味あるんでしょうか。占い師じゃないんですから将来に存在する技術なんて誰もわからないんです。たしかにPL/?は消滅(した?)かもしれないけれど、COBOLは残っているし。アセンブラだってねぇ。もし、「将来残る技術はこれだ!」的にいう人がいたら疑うことです。お前、それで何を売りたいんだ、と。


オーソドックスに、持っている技術を深堀するか横展開をするか、でしょう。横展開は、いきなり遠くて土壌の違う畑を探すよりは、隣くらいの地域で今持っている技術を下敷きに始めるのがよろしいと思うのです。技術的テロワール大事。


それよりは、ロールですよ、ロール。5年もしたら新人SEは立派な中堅SEです。中堅SEなら、リーダ格になっているお年頃です。そっちの勉強と実践を確実にすることです。


先の@ITの記事の結びは「不安を打開するのは、エンジニア自身の“意志”と“行動”」なんて何言っているんだ、今更、みたいなこと書いていますが、それ問題提起したタイトルの対策になっていないじゃないの、と思うんですけどねー。