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プロジェクトマネージャになろうと思うときにハードルになる幾つかのこと


もし、ワタシがワタシが2016年の今、もう一度プロジェクトマネージャになろうと思うと、幾つかハードルになるだろうと思うことが幾つかあるのです。これは、プロジェクトマネージャにこれからなろうとおもっている若手も同じじゃないかなぁ、と。


すべての工程を一貫して経験したことがない
要件定義からシステムテスト、UAT、移行と続くシステム開発の工程を一貫して経験をすることは、参画するプロジェクトの規模が大きくなればなるほど機会は多くありません。これは、所属する組織の規模も関係します。機会が少ない理由は、プロジェクトのメンバとして要件定義から移行まで通しでアサインされるメンバのポジションが限られるからです。


その機会を増やす方法はないのか。答えはあります、です。プロジェクトの規模は、受注金額が小さくなればなるほどプロジェクト数は増えます。今、部分的に経験しているプロジェクトの規模にこだわりを持たず、一度はすべての工程を一貫して経験し、工程でしなければならないこと、工程固有の起きるリスクなどの経験を積む機会を自ら作る必要があります。


システム開発手法で使うテンプレートを持っていない
プロジェクトマネージャに必要な武器は、プロジェクトマネジメントそれ自体もありますが「システムを作る」という観点でいえば、システム開発手法で必要となるドキュメントテンプレートやどれをプロジェクトの設計書として必要な設計書なのかを選べる見識です。


最初に必要なのは、システムを作る際に、要件、方式、実現仕様とプログラムを作るために必要な情報を詳細化し、言語、モデル化に必要な表現方法です。一般には、ドキュメントテンプレートで、そういったテンプレートを工程ごとに必要な分だけ持っている必要があります。


なぜ、ドキュメントテンプレートが必要かというと、実際に仕様書を書こうと思っても、システムを開発するためにどういったものが必要かは、認識しているものだけしか用意しようがないからです。ドキュメントテンプレートで扱う情報を定義し、どんな処理をするか、何をアウトプットするか、そういったことを体系だって知らないことは、工程での中間生産物に抜け漏れを生じさせることになり、それが工程が進んだ後にわかると、手戻りとしてプロジェクトに自らインパクトを与えることになるからです。


もうひとつは、そういったドキュメントテンプレートを持っていても、担当するプロジェクトでどのドキュメントテンプレートを使うか、テーラリングができる知識が必要です。今まで使っていたから同じテンプレートを使う、では、自分が担当するプロジェクトに必要かどうかという観点での判断がありません。もし不要なのに作ってしまったら無駄になるし、ツールで代替できるなら、ツールからの出力で代替する方が無駄を省くことができます。


プロジェクト計画に必要な管理手法
プロジェクトマネジメントの計画書では、進捗管理や品質管理などの管理方法を具体的に知っている必要があります。さらに言えば、知っているだけでは不足していて、経験と合わせてどう使えばいいのか経験知を持っていて、言語として形式知にできることが必要です。


これを網羅して身につけることもプロジェクトのメンバとしては断片的にしかわからないことが多いのです。他方、必要となる管理方法の種類は少なくない。これを自分の経験だけで集めようと考えると、自分が経験したプロジェクトのやり方だけでしか手に入れようがありません。でも、PMBOKでは概念しかないし、書籍も参考になるものはほとんどないのです。


と考えるとハードルが高い…。