無能なマネージャかを見切れ

チームの成長や評価がおかしいと思ったらまず、マネージャの経歴を調べてみよう。

部下がマネージャの経歴を知ることができるかがわからくても大丈夫。簡単な方法で調べることができるんですよ。別にネットでエゴサのように調べる手間もいらない。若干のお金と時間を掛ければそこそこの精度で手に入れられるのです。

「本人に聞けばいい」

何を引き出すか

それも酒の席で口が軽くなっているところで入社から今に至るまでの自称の経歴をマネージャの口から話させればいいのです。

マネージャもシステムエンジニアであれば、そのときに使っていた技術とレベル、あと、ロールを確認する。本人が成果を盛っていたとしてもロールでできる裁量があるものだから、ある程度本当のことを話しているか、盛っているかは推測がつくのです。

あと、そのときのプロジェクトマネージャやマネージャが誰だったかを聞いておくのも忘れずに。なぜ、そこまで聞くかといえば、そのマネージャが頭が上がらない人である場合もあるから。もしものときの相談先として情報を引き出しておくわけです。

無能な理由

単純な話で、仕事は上から落ちてくるものだと思っているからです。上から言われたこと、営業がとってきた仕事はやるのです。

だけれど、自分で仕事を作る、取ってくる。自分で仕事の仕組みを考えることをしないから、組織のありたい姿を考えることをしないし、ありたい姿を持っていないからチームを育成するということをしないのです。

更に言えば、ありたい姿を持っていないから計画を立てることをせず、結果的に評価も感覚でしかできないのです。

ありたい姿を聞くという手もあります。ただ、その場で考えてもいないことを話すかもしれませんし、それを見抜けるかどうか。まあ、今のオペレーションと比較すればわかると思いますが。

経歴を聞けば武勇伝のように話すので、ボロも出やすいですが、ありたい姿を振ると素に戻るかもしれません。

システムエンジニアができること

情報を引き出して、「これはダメだ」と思ったら速やかに組織内で構わないから組織の中でやりたいビジネスを担当しているマネージャと接触して仕事を変わることを画策することです。

その際に考慮しておきたいのは、無能なマネージャの頭が上がらない元マネージャなどに相談することです。

「今の担当しているビジネスは相応に大事だけれど、今後の組織のビジネスに関わり貢献したいがどうしたら良いか」

というように、前向きにちょっとした相談の程を取ってコンタクトするのも一考です。

何れにしても、何も考えていないマネージャで時間を浪費する必要はないのです。貢献したぶんだけは、正当に評価できないマネージャに付き合っている義務はないのですから。