普通に終わらす方を評価しよう
プロジェクトXは嫌いではないけれど、録画したり、時間を確保してまで見ようとは思わないですね。取り上げられるテーマに興味がある場合、例えば杜氏だとか自分の興味がある場合だけ録画する程度なので1年に数回あれば見た方なんですね。
なんでもそういう傾向があるんだけれど、やたらと感動を前面に持ってきて評価するのにうんざりとしているんですね。映画や書籍ならわかります。エンターテインメントですから。
でも、プロジェクトに感動はいらない。
頑張ったという扇情的な言葉もいらない。
チームビルディングをして、計画を立て、実行して、計画と実績の乖離を計測しつつ、計画を修正しながら当初の目的を達成できるように手持ちのリソースをタイミングを逃さずに投入する。
これのどこに感動する要因があるのでしょうね。フィクションならいいですし、試行錯誤するような結果により次を決めていくような活動ならそれもまたありかなと思うのです。
ただ、計画を立てて活動するものに感動はいらないし、頑張ったという意味のわからない評価基準を持ち出すような評価はしないです。
無計画で、行き当たりばったりで、周りを(悪い意味で)巻き込んでやりきったなんて評価しません。それよりは、計画どおりに目的を達成できるように、運営する方を評価します。
無計画で、感情を前面に出す方は、プロジェクトXでも必須アイテムの残業、徹夜など無理をする方を選びます。コストまで感動的な数字に跳ね上がっています。
でも、計画を修正しながら、できる限り定時で帰る方を評価します。
計画立てて修正しながら進めるのはそれそれでやならないければならないことをやっているから計画どおりに進むのです。
当たり前のことを当たり前にやることの難しさはやらなければならないことをやるということの積み重ねだからです。
当たり前のように終わらせる方を評価しましょう。