エンジニアの時間的負債は組織に安定を求める

タイトル見てリンク踏んだら、あまり内容のある記事ではありませんでしたが…独学しないエンジニア(プログラマー)って20代前半の頃の自分と思いつつ。そういう意味ではいるんだよなぁ、と。

 

独学しないプログラマーもいるんだね!IT系の職種に就く人はどの職場も同じ様な割合かっ!? | GIGAMEN ギガメン

 

今から思えば若干は本を買ったりはしたけれど、ろくに読まなかったから。過去やってこなかったことは将来、時間的負債となってツケが回ってくるのです。

昨日のオリンピックのショートトラック(団体)を見ていた人はわかると思うけれど、転倒すると時間をロスしますよね。そのあとコースに戻って来てもだいぶ遅れを取ってしまいます。それなんですよねぇ。

以前、エンジニアの学習はマグロと同じだと書いたのは出来るエンジニアに🍣スシ(寿司)スキーが多いからではなくて(実際に出来るエンジニアに寿司愛好家は多い印象(計測範囲))、技術の海を泳いで情報(養分)は自分で取りに行かないと技術的なアセットが枯渇してスキルの意味合いで価値を失ってしまうということなんです。

上の記事では独学という言葉を使用してますが、独学という学びを保持している技術の変化と捉えると次のエントリの方がエンジニアが生き残って行くために必要な背景を書いていると思うのです。

 

paiza.hatenablog.com

 

社会心理学用語を出してくるあたりは上手いなと思うのですが、箇条書きの箇所で自分は自ら何かしら変化しなくても大丈夫と思い込もうとするあたりがそだねーと。

自分から変化することをしなくても大丈夫だとか、周囲が今の仕事を続けることを進めているからだとか、変わることへのコストをかけなくて良いということをエンジニア自身の内堀と周囲がいうことの外堀とで埋めてしまって結果的にエンジニア自身を動くことができないようにしているのがなんとも言えない環境をエンジニア自身が作り続けてしまうあたりに時間的夫妻が積み上がって行くなぁとも思うのです。

こうした考えは楽です。とても楽。だってみんなそうなんでしょう、と。でも、そう思って判断しているエンジニアはそのエンジニアだけです。特に周囲のエンジニアは同じだと思ってはいけませんし、組織の外で起きていることの片鱗はネットで流れている技術情報をうわべだけを追うだけでもぞっとするくらい潮流が早いです。

その結果何が起きるかと言えば、エンジニアの時間的負債は所属する組織それも狭い界隈の仕事にしがみ付く他無くなります。そのエンジニアは属する組織の価値観でしか評価されないし、その組織の運命と心中することになります。

経験から言えば、属する組織が傾くなんて知らないところで進んでいるし、気づいたら希望退職を募っていた、なんてことは今の、特にここ数年では一部上場の大企業がそれですから所属する組織の規模や財務状況や受注残を見て一時的にでも不安に思わないなんて天真爛漫すぎると思いますけど。

そういう意味合いでは、2つ目の記事の書き手なのか会社は割と価値観が近いのかもしれないなぁ、とは思ったりします。だからどうしたということではないのですが。まあ、転職サイトのサービス会社だからこうしたネタを扱うのはそれはそれで合理性はあるのですど。

 

さて、自分としてはそろそろ時間的負債は払い終えたとしたいところですがますます時間の流れが早くなるので全くもって利子だけが積み上がっているような気もしなくもないですがどこかで解消するのかしら。

 

 そう言えばこれ評判いいですね。Kindleで買ったままですが。