目標はこれで行けると納得できるまで摺り合わせしなければ、マネージャが期末に都合よく解釈することを忘れてはいけない

仕事をしていれば色々な仕事があり、仕事それぞれに目標があるのです。よろしいか、仕事それぞれに達成しなければならない目標があるのだよ。

目標管理はゲームだ

世の中には目標管理制度というものがある。個人的には、ゲーミングぽくなるので、希望の有無を問われることのないままにプロジェクトにアサインされ、なんだかよくわからない評価基準で1年の活動の成果をなかったことにされるより断然いい制度だ、と思っている。

ただし、その組織の目標管理のルールをわかっているエンジニアだけに良い制度なのだが。

 つまり、ルールをわかっていないエンジニア、ルールをわかろうとしないエンジニアに取っては、逆に目標を設定しなければならないし、面談を受けなければならないし、目標達成のトレースをされることもあるだろうから、ただただ煩わしいだけの制度に写るだろう。

目標管理という仕事

 今年も部下の目標をすり合わせる時期である。過去のエントリに書いてきたように目標管理はゲームなのでルールを覚えろ、ゲームを提供する側が何を考えているかを読め、と繰り返し伝えるのもお仕事だ。

先にチートを教える。

なぜなら、部下が評価される仕事を作り、それを評価される目標を設定させ、実績を作らせるのが仕事だからだ。

その結果がビジネスの数字になる。彼彼女らの成果がビジネスになる。つまり、儲けは部下に依存しているのだ。彼彼女らの成功なくしてビジネスの拡大はないのだ。

目標を摺り合わせよ

限られた時間のリソースをこの時期、かなり部下との目標設定のために時間を使う。なぜなら、彼彼女らの目標とマネージャの期待が一致しなければ部下の1年を棒に振ってしまうからだ。

だから、目標を擦り合わせるためにこれでいいだろうと思うところまで時間を取る。

この目標設定を1回程度でマネージャの期待とすり合わせられるエンジニアは少ない。10%もいない。

つまりほとんどのエンジニアは1回では目標設定をできない。あるエンジニアになるとなんども摺り合わせのミーティングを繰り返す。

そして、切れてしまう。

誰の目標かを考えなさい

 あるエンジニアは「もうどう書けばいいか言ってください」という。これは実際にあった話だ。

そこでこう返した。「これはあなたが実現する目標だ。それを他人に任せていいのか」と。

自分の言葉で目標を書き、マネージャと摺り合わせできないエンジニアにプロジェクトで顧客と要件や仕様、プロジェクトのトラブルの決着をできるだろうか。できるわけがない。できていると言うのは嘘で顧客の要望を受け入れているだけだ。それはすり合わせじゃない。御用聞きだ。

だから、エンジニアは納得するまで、自分が少し背伸びをして達成できそうな目標を複数せってしなければならない。納得が必要なのは、自分の目標とするためだ。背伸びは、背伸びした分が昨対と比較したビジネス貢献の寄与分になるからだ。複数設定するのは達成できなかった場合のリスク分散をするために別のアタックルートを確保するためだ。

曖昧な目標はマネージャが期末に都合よく解釈することを忘れないこと。

 

 

 

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