エンジニアの勉強は『誰』のためかで考えればいい

エンジニアが勉強する、しないでまたはホッテントリになっているエントリがある。

まあ、またあの会社のエントリだ。

 

axia.co.jp

そして、今回は一切勉強させないと言うエントリが早速出てきた。

 

cloverstudioceo.hatenablog.com

 

個人的な結論は、好きにすれば、であるが、この話題の中心である『勉強』そのものの立場で見たとき、一つの解があるのではないかと思い当たった。

誰のための勉強か

 勉強する、しない。これまでエンジニアの勉強のテーマでは自分の経験談を書いてきた。PMBOKを勉強した経緯も書いてきた。エンジニアの生存戦略としての勉強も書いてきた。

その『勉強』は誰のための勉強かと問えば、答えは簡単である。自分自身のためである。エンジニアとして自分が業務時間外であっても、自分が興味を持ったテーマについて勉強した方がいいと判断したから勉強するのである。

エンジニア自身がやりたい勉強

その『勉強』が誰のためかと問いかけしたとき、エンジニアが自分のため、自分自身の興味、関心を満たすため、エンジニアがその勉強で得られるリターンを自分の武器として使うためと思えば、エンジニアは勉強するのである。

逆に言えば、そうした自分の欲求がないところでは勉強しないのだ。自分の欲求がないところでは勉強しないのは全てのエンジニアが同意してくれると思うのだがいかがだろうか。

上司がやらせたい勉強

間接的にではあるが、4年目のエンジニアの育成についても書いた。この取り組みは、実は、複数の先輩エンジニアにテーマを与え、業務時間内で良いから4年目のエンジニアにテーマについて技術を勉強させるように指示している。

明確な業務として4年目のエンジニアに勉強する(実際は先輩エンジニアから4年目のエンジニアを誘うような流れで)機会を自分が仕込んでいる。

上司がやらせたいエンジニアの勉強とは、業務で必要とする技術やエンジニア自身の基礎スキルの向上である。それこそ自分で勉強するように言えばいいじゃないかと思うかもしれないが、それでは上司側では期待する成果を額面通りに手に入れられないと見極めがついているからわざわざ仕込むのだ。

それでさせる『勉強』は、誰のための勉強かと聞かれれば、自分=上司のために4年目のエンジニアに勉強させたいのだ。それは業務時間を4年目のエンジニア+先輩エンジニアの時間を掛けてまでやらせないと業務上、支障が出ると判断したからだ。

 

エンジニアが勉強する、勉強しないをエンジニア以外の第三者があれこれ言っても始まらないのである。その勉強は誰のための勉強かで語った方が答えを得やすいのだ。

エンジニアが自身のためと思えば勝手に勉強するかもしれないし、業務上必要であれば、業務時間内にやらせればいいのである。