書き続ける技術

要点は、3つ。

  • 毎日同じ時間帯に書く。
  • 書いたものは忘れる
  • 書けないときこそ、書き始める

以上。

 

毎日同じ時間帯に書く

この短い文の中で、大事なことをいくつか含めている。1つは、『毎日』書くということ。2つ目は『同じ時間に』ということ。3つ目は、『時間帯』と区切りをつけていること。

『毎日』は文字どおり『まいにち』である。欠かさず、日課として書く。書くことが見当たらない、書く意味がわからないなど頭をよぎっても、書く。

『同じ時間』とは、毎朝か毎夜のどちらでも良いが、書き始める時刻を決めておくということ。夜の時間は、急な用事(飲み会とか、残業とか)が入りやすいので必然と朝になるかもしれない。朝夜はどちらでもよく、書き始める時間を手探りで探し、書き始めやすい時刻を見つける。

『時間帯』は、時間の枠である。書くための枠、タイムボックスを設けると捉えて良い。30分で書くのか、1時間掛けて書くのか。それを決める。 

書いたものは忘れる

 書くと気になるのはアクセス数や感想である。果たしてそれを期待して書いているのか。それを自分自身に問う。期待している自分があるのであれば、アクセス数やコメントを期待できる内容を書けばいい。

そうでなければ、書いた後の書きものは忘れる方が良い。書き終わってしまったものを考えることに意味はない。

ましてや自分でコントロールできないアクセス数なんぞ、ヤキモキするだけ無駄である。

得てして、雑に書いた方がホッテントリになることもある。

書き手であれば、書いた後は手離れしなければならない。それが精神衛生上もよい。

書けないときこそ、書き始める

 まあ、書きなれなければ、書きなれていないからこそ、書けなくなる。最初はあれを書きたい、これを書きたいと思いついたかもしれない。でもそうした思いつきは忘れてしまい、二度と思い出せない。

また、書き始められても途中で書くペースがダウンしてしまうこともある。そしてピタッと止まる。それからネットを眺めて時間アップである。

そうならないために、書き始める。そういうときこそ書くのである。書いた後は気にしないのだから、書いてみる。

それで良い。

自分の言葉で書けば、次が考えられる。悶々と書けないと唸っているのはサボりである。

書き始めるのである。

 

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)