進捗がやばくて助けて欲しいときに助けて貰いやすい伝え方

エンジニアのタスクは、情報集めと制約と前提条件を織り込んで、タスクを完了させた状態のアウトプットになるように、処理を行う。

  1. インプットは、『情報集めと制約と前提条件』
  2. 処理は、1から2に加工する
  3. アウトプットは『タスクを完了させた状態』

もし、エンジニア(あなた若しくは困っているチームの同僚)が担当しているタスクで困っていて、アドバイスを必要だと感じたり、実際にヘルプをして欲しいと思ったとき、上記の1から3のどれを伝えると助けて貰いやすいと思うだろうか。

答えは3である。

3を完了させたい。

これがエンジニアの実現したいことである。

でも、往往にして、2のやり方を伝えようとする。助ける方は、2を教えられるから、そのインプットの1に関心が移ってしまう。でも、実現したいことは、3のタスクを完了させることである。

インプットから考えると、アウトプットが決まっていないからどこまでを範囲にしていいか、対象のスコープを決められない。処理から考えるとアウトプットである完了した状態が決まっていないので、処理がfixしない。描けても、概念モデルだけで、中身を描けない。それはアウトプットである、完了させた状態が存在しないからだ。

ここからわかることは、タスクは『タスクを完了させた状態』をイメージできる形で捉える習慣が必要だとうことである。

エンジニアのあなたのタスクの名は、そうつけられているだろうか。