35歳ではまだ人生は詰まない(でも最終のピボットポイント)

大型連休や盆暮れになると日頃ニッチなことしか取り扱わないこのサイトのアクセス数が極端に減る。日頃からニッチであることは自覚しているので、こういった時期のアクセス数はとても気楽である。

気は楽なるのであるが、今年の大型連休は割り込みの予定が入ったので実質なかったことになったのである。もともと、片付けようと思っていたことと、この時期特有の作業と仕事の仕込みというか、勉強を兼ねて情報の整理をしようかと考えていた矢先であるからインパクトは大きい。割り込みの締め切りは少し先なので日にち的には余裕はあるように見えるが錯覚で、実働可能な時間、つまり正味時間で捉えるとそう甘くはない。

大型連休をレジャーとかごろ寝などで休みにしないようになったのはここ数年でしかない。それまで、それも40代のある時期までは大型連休を持て余していたものだ。それが数年で様変わりである。自分の人生はガラリと変わってしまった。

 

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冒頭に

現在35歳。年収は5,000,000位。 

最後に

少ない労働時間で年収20,000,000位稼いで悠々自適に仕事したかった。

とあるので、年収の単位は、順位ではなく貨幣であることが推測できる。文脈からも数量が増えて、悠々自適とあるので環境は良くなっている。ここから貨幣であるのだろう。もっと手軽にそう読めるが、これも人の書く文章からの情報から仮説を立てて読む訓練である(という意味を後付けでする)。

 

自分の年収の可分所得を増やすための考え方は、コストを削減するものではなく、何かしらで収入を増やす方を志向する。これは何度もコスト削減で余裕を作ろうとしてきたが何度も失敗して自分には合わないと判断せざるを得ない自己コントロール脆弱性を受け入れる他がなかったからである。

ではどうするか。属する組織での年収を上げるためには給与テーブルを上げるしかなく、上げやすくするためにはビジネスに近いところで成果を出すことであると結論に至った。そこでキャリアを真剣に考え、レッドオーシャンなエンジニアの中での普通のエンジニアのセグメントからプロマネにピボットしたのである。

さらに言えば、プロマネをやり始めてすぐに同じように次のセグメントを考え、マネージャにピボットすることを考えている。ただ、プロマネと違うのは、マネージャは組織のビジネスを遂行する上での意思決定の具現化であるから固定席である。そこに割り込むために、どうするかを考えた。

プロマネにピボットして結果を出すようになるまでは1年もあれば十分だ。なぜなら、当たり前のことをやってプロジェクトで計画より1円でも多く収益を出せばいいのである。そこを取っ掛かりとして組織の文化、意思決定に関わると次が見えてくるのである。もちろん、意思表示は必要であるし、人事権を持つ上位者を仕事の範疇で味方につけることも必要だ。

エンジニアの35歳定年説は社会人になってからずっと言われ続けている。30年来である。一時期、これはキャリアのピボットポイントだろうと考えていたが、実は、35歳は以降の専門性、つまり何をしてご飯を食べていくかを決める最終のピボットであることに気づいた(これは以前に書いた)。

自分の経験をエビデンスとして言えば、引用している増田の中の方は、今、これから何で食べていくかその専門を決めて始めれば十分間に合う。ただ、それが2K万の収入になるかは、選択した専門性と収入を増やすパイプラインをいくつ持てるか若しくは持っているスキルを高く買うところで働く、ということに尽きる。

それを決めるには大型連休に決められなければ、自覚している通りで終わるのだろう。

 

 

 

 

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