その場で理解する、宿題にしない(後ではやらないから)、知らないことはその場で聞く
50代になっても日々知らないことを疑問に思い、特段きになるもののうち、自分で調べられるものは自分で検索し、誰かの発言ならその真意を確かめられる程度にはなった。
ある規格を読んでいて意味がわからない用語が出てきて、暫くの間、暫くといっても2週間くらいなのだが、引っかかっていた。引っかかっていた理由は、おそらくその用語を調べなかったことが理由なのだがなぜ検索しようと思わなかったこともまたよくわからない。
不思議なことにそういった引っかかりは、別のものと共振して不意にシンクロすることで『そういうことか』と理解できるようになる。
今回は、あるセミナーに出ていて、セミナーの発表者のスライドのあるページでそれが起きた。
それはそうと、そのセミナーのいくつかの講演の内の1つで2つの用語(便宜上、用語Aと用語Bとする)の使い方の意図がわからないものがあった。
用語Aと用語Bを使っているがどちらも主語は同じである。用語Bは知っているので、用語Aの意味を調べると少し被っている。ソーシャルネットワークに向かって、この用語を使い分ける意味合いをわかる人がいるかを尋ねてみると、意味はないのではないかという意見で、スライドを何度か眺め直したが同じ結論だろうと思った。
ここで終わってしまうと以前の自分なのであるが、最近は、おじさんの得意技である『開き直り』を使って、しらばっくれてセミナーの最後にまとめて取っていた質問の時間に手を挙げることにした。
『講師CのスライドP13の用語AとP24の用語Bの使い分けに意図があるか』
どうやら司会進行をしていた方もその用語の使い分けには疑問を持っていたらしく、自分の質問を聴きながら、疑問に思っていたと話していた(じゃあ、聞いてくれよ)。
通訳の方が取り違いをしてしまったので、講師Cは、用語Bと用語Bに対する旧来の手法を説明しているなと気づいたのだが、途中で切るのも失礼かと思いつつも、この説明で『わかった、ありがとう』と打ち切ってもよかった(よくない)。
説明の後半はどうしようかと逡巡しながらも、質問をしたのだからその回答である意図を聴き切らないで下がってしまうのは、その場にいる人もフラストするだろう(もちろん自分もフラストしたままである)と思い止まる。
時計を見るとagendaの質問時間の半分近くになろうとしていたが、そこは開き直りである。
結局、説明し切られてから質問の意図が違うことを改めて伝え、再度質問をし直すと、実は意図があって使い分けていることがわかった。
聴き直してよかった。
最近、その場で理解する、宿題にしない(後ではやらないから)、知らないことはその場で聞く、を意識している。そうしないと時間がないのである。
その点で、モブでワークしてアウトプットをその場で作ったり、疑問をキャリーしないのはとても働き方として良い。一方、アイデアを発散するような場でないとしたら、意思決定のない会議は時間が勿体無く感じる。
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