仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本を読み終わったのだが...。
なんだ、どうも頭がITプロジェクトのプロジェクトマネジメントのネタかと思って読みはじめたのだ。まぁ、読み手の思い込みな訳で。ゲームクリエイターだもんなぁ。読み返せば、プロローグでプロジェクトっていろいろあるぜ、と書いていたっけ。
中身だけど、「冒険はゲームのように」は、そうそう、リスクにも識別できない不確定要素みたいなダンジョンの嵐を避けたり、ダンジョンをクリアしたりすることが、まるでゲームのようだというのには、あぁ、同じと思う。
「冒険の地図を作る」のは、そう、プロジェクト計画書を作ることになるのかな。「王様の意見を押さえろ」は、組織で動くのだから、意向は汲め、ということか。
「アイテムをつかめ!」のアイテムは、プロジェクトの必要なアイテムと理解するなら、プロジェクトを成功させるための必要なスキルセットということか。「アイデアをどんどん回す」は、システムデザインの検討みたいな。
で、アイデアを回せの次が「パーティの仲間を集めよう」なのかしらん。「アイデアをどんどん...」は、企画なのか。ううん、それは変だな。
人がいなくては、検討も何もあったもんじゃない。そうそう、「『NO』は禁呪」は、そのとおり。ただ、YES,ANDなのかは別な話。YES,IFの方が良いと思うのは、IT屋の性なのか。それとも役割の性なのか。
「ダメパーティのミーティング」とかで、これってブレインストーミング手法を書いているよね。ふうんです、はい。で。続きの「ホットミーティングをやれ」は、これは有効です。過去にいくつかのプロジェクトでやったことがある。検討会などの終わりとか、帰りに歩きながら、今日の良かったことは○○だとか、ここをこういえば良かったとか。
「キャラクターシートを書く」は自分を含めたプロファイルをどこまでPMが把握するか、ということ。なぜかときどき自分のプロジェクトのメンバになる人を良く知らないでプロジェクトを編成しようとするPMが居るのだけど、傍から見て、へぇと思ってしまう。素性も知らなくて、良く一緒にすごそうと思うものだ。でも、このキャラシートを*見たい*のは、プロジェクト計画書を作るとき。
「重要ヒント4つの距離!」は、これは良いです。そうそう、コミュニケーションって基本的なスキルといわれるけれど、距離感や手段で変わると気付く人は少ないから。
「スケジュールを立てる」、「現在地を忘れるな」は、なかなか出来ないひとが多い。だから、進捗管理をすると○○%ですとか、平然と言う。信用できませんよ、そういう人の進捗と品質。
「死んで居る問題にサヨウナラ」は、問題の優先順位付けみたいな。課題管理や問題管理ともいう。そのプロジェクトでの今の時点での最優先課題を把握して、何がプロジェクトを進捗させるための障害となるか、を判断すること。「冒険は生き物である」は、日々変わるのだから、頭を柔らかくしておく必要があると言うこと。障害も課題もメンバの調子も、進捗も日々、刻々と変わっていくと言うことをプロジェクトマネージャ自身が忘れないこと。
「合言葉は10回唱える」は、目標はいつもメンバやプロジェクト関係者に行って回ることが大切ということ。自分自身だって、日々のイベントに流されてしまって、つい忘れそうになるのに、ましてや自分のプロジェクトと思っているかわからないプロジェクトメンバが覚えているなんてことは期待しないこと。
あぁ、ここのテーマは良いんだけど、ITのプロジェクトにはどれほど有効か。若手向けか。