強力な人脈に育てるには


組織の中で、エライオジサンがいるのだが、兎に角、交友関係が広い。
困っていることがあると、その場で、外部の組織の役員でも、躊躇せずに架電して、アポイントを取り付けてしまう。
こっちは、カウンタの部長クラスと協議しようとしていたら、である。
レベルが違いすぎる。


じゃあ、このオジサン、いつから交友関係を広げているのだろうか。
直接聞いたわけじゃないから想像だが、多分、組織に入る前からなのだろうと思う。
なぜ、そう思うかというと、年がら年中、呑みに行く。
今日は、誰それ、明日は、彼それ、と。
呑みに行く人が、いつも、どこそこの役員とか、そんな感じ。


その上、手ぶらで行かない。
話をネタを勉強して、仕込んでいく。
平日は忙しい、−呑みに行っちゃう−、から週末にネタを仕込む。
#これは直接聞いたことがある。


組織に入ってから、このスタイルを身につけたのだろうか。
多分、基礎的なスタイルは、学生の頃からじゃないだろうか。
なぜ、学生の頃かというと、「勤めて交友関係を広げる」は、組織に入ってからでは、人に出会う機会が限られるからだ。
学生の方が社会人より、会って、話すことの敷居は、ないに等しいでしょ。
組織に入ってしまうと、組織内で時間を費やされ、外に出かけられても、会うのは、同じ業界の組織人だったりすることの方が多いだろう。


学生の頃に、ビジネスの武器に気付き、ベースを作り、ひたすら、広げる。
広げた交友関係は、自分とともに、組織の中で、上に上がっていく。
そうするとどうなるか。

「強力な人脈に育っている」のである。


この重要性に気付かなかった自分が馬鹿に見えてならない。
いまから、では、もう限度があるからだ。