突き詰めていけば、仕事が面白くなるのはなぜ？

仕事を面白いと感じるか、面白くないと不満を言うか、その分かれ目はなんだろう。
その仕事のテーマが自分の興味を惹くからだろうか。
そういったケースもあると思うけれど、数多もある仕事と自分の興味を引く仕事がマッチすることがあったらラッキーくらいな確率ではないだろうか。
そのくらい、仕事って、「仕事だから、やるか...」というモチベーションで取りかかっているのではないだろうか。

そう考えると、誰でもその仕事を始めるスタートラインは同じということか。
なら、どうして同じようなスタートラインで始めた仕事のアウトプットに差異がでるのだろうか。
その仕事に合うコンピテンシを持っているなら、そうでない人より良いアウトプットが出るだろうし、任せる方もそのレベルを期待して任せているだろうけど。

仕事のアウトプットのイメージも、作り方も、アウトプットの評価も任せる方がしていたら、やる自分はどういった気持ちで取り組めるだろうか。
自分で考えず、任せる方の人の考え、判断で仕事をするとき、その仕事は、自分の頭や体をトコトン使ってやるだろうか。
全部とは言わなくても、自分でその仕事を考えるところがないと、結局、言われたことだけをやる様になってしまう。
逆に言えば、自分で考えるところがどれだけあるかによって、仕事の全容も細部も自分のものになる。
自分で考え、自分で動き、アウトプットを作り出していく。
ひとつ考え、整理して、また考える。
そうした積み重ねを自分の意思で、推し進める。
そう、徹底して。

突き詰めてものごとを考えられること、集中出来る状態は、もうすでに“仕事が面白い”状態になっているんだと思う。
自分で仕事を細部まで突き詰めることができれば、経過や説明を求められても、自信を持って話すことができるから、任せる方はたとえ間違っていても安心して聞くことができるし、仕事を面白くできる状態が作れれば、いくつもダメ出しを出されても、それを越えることは容易いだろう。

だって、もうすでに“仕事が面白い”状態になっているんだから。