愚痴を言う必要のない環境をどうやって作るか

以前、愚痴を言う上司や同僚がいて、“嫌だなぁ”と若かったなりに感じたことがあった。
なんか、こっちまで陰鬱になってくるから。
そうは言っても、どこにでも愚痴を言う人はいるもので。

愚痴は汚染する
そのとき感じたことは、愚痴を言う人の傍いにいると周りを“嫌だなぁ”という気持ちにさせてしまうことに気づいた。
自分自身がそう感じたのだから、多分、同じように受け止める人もいるのだろう、と。
自分は、愚痴を聞くことで陰鬱な気持ちに汚染されてしまうことを受け入れられないのだ、と意識した。

愚痴はどこから発生するのだろうか
愚痴を言うのは、現状にその人の気持ちとのギャップがあるからなんだろう。
愚痴を言う人の“今、何を、どうしたいか”というその人のwillがある。
ただ、その人が期待されているアウトプットを出すための環境や条件がそろっていない。
そういった想いとゴールとの較差が愚痴として具現化しているのではないだろうか。

愚痴を解消すると
なら、そのギャップを解消する方向に持っていくことができないか、と考える方が前向きなんだろう。
私生活なら踏み込めないが、一緒にやっている仕事ならいかようにでもできるだろう。
直接自分が手を出すこともできるかもしれないし、上司や他の人に働きかけることでその“ギャップ”を解消するきっかけを作ることができるかもしれない。
兎に角、ひとつ、小さなことでもいいから変えるきっかけを作る。

愚痴を言う必要のない環境があると
自分は結構単純なほうの人なので、何か躓いても不貞腐れるよりはバカのように笑いながら、周りに話して、今、自分が抱えている問題を共有してしまうことで、躓く原因を解消するために周りの人の知恵を借りてしまう。
そういう経験を周りと共有することで、周りも自分で抱えず、困ったら共有して助けてもらえるという、場の雰囲気を醸成することが自分の仕事のひとつであると思うし、結果的に愚痴を言う必要のない環境を作りたい。