プロジェクトの違和感は視覚化して解消しよう
一見うまくまわっているようで
プロジェクトが多くの作業を並行して作業をしている。
例えば、リリース後の機能追加やリリース後のシステム運用サポートのフォローなどだ。
プロジェクト管理や実際の進捗、課題の一元管理はきちんとできていて、顧客と情報共有もできている。
小さくても機能は出来次第リリース日程が調整されており順調に見えるのだが、何か違和感を感じる。
この違和感を感じるのは個人の感覚なので正しいのかどうかはわからないが、兎も角、自分にとっては“おかしな事象”として負のリスクへの燻りとして鐘を鳴らし、警告するのだ。
悶々と2-3日考えていると、あることに思い当たった。
問題はどこにあるのか
顧客との関係は良好だ。
メンバは、プロジェクトルームで作業をしている。
メンバの仲も良い。
必要なものは、プロジェクト管理ツールで共有されている。
プロジェクトの組織サポートもある。
ただ一つ違和感があるのは、“メンバ全員が、全員でプロジェクトの進行を把握できているか”が疑わしいかも、と思ったことだ。
メンバは自分の担当の責任は十分果たしているが、それがいつ、どのタイミングで誰のアウトプットとマージされて顧客に届くかを理解できているか、ということを。
解決策は
とても簡単なことから始めてもらうことにした。
リーダに、直近の作業から先の方向に目を向けられるように、どの方向に進めようとしているのかを改めて話をしてもらうようにアドバイスをした。
もう一つ、大きさ行の括り単位で、各担当のアクティビティをフリップチャートに張り出したこと。
今やっているアクテビティがどのステータスにいるのか、いつリリースできそうか、誰のアクティビティと関連するのか、がわかるように。
ディスプレイの中でうまく回っているように見えても、雰囲気をつかまないと、おかしくなりそうな兆候をつかむことは難しい。
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