“間”の違いで大きなズレを生む前に

リーダとメンバのズレ
プロジェクトを見ていると、プロジェクトマネージャとメンバのズレを感じることがある。
ズレとは、プロジェクトごとや進行している工程で違いがあって、それが、進め方だったり、時間だったり、作るものの品質だったり、いろいろなものがある。


なぜ“ズレ”が生じるのか
例えば、メンバにあるタスクをアサインするとき、進め方の時間軸をプロジェクトマネージャは期限に関わらず、兎に角、一度早く全体感を見てみたいと思っている一方、メンバは期限ギリギリまで全体感がわからないような進め方をしようと考える。

プロジェクトマネージャがメンバにアサインするときに、こと細かく指示すればいいのだけれど、それだと、メンバは進め方を“自分で考える”こともしなくなるし、そもそもプロジェクトマネージャがそこまで口出しする時間がない。

その隙間に“間”が生じてしまう。


ツラツラ考えて
いろいろな場所、時間で、様々な“間”ができるのは、なんでだろうとツラツラ思ってみたり、忘れてみたりしていた。
「“コミュニケーション力”の不足でしょ」と一言で片付けるのは簡単だけど、それでは何も解決しないので、それでは本質には辿り着けそうにない。
背景に、メンバそれぞれがタスクを多く抱えて、コミュニケーションを十分とる“余裕”がないのは事実でもあるのだが。


間違っているものは何か
プロジェクトマネージャとメンバ、“どちら”が間違っているのだろうか、それとも、“何”が間違っているのだろうか。
例えにあげた、進め方の基準は“時間軸”で、その時間の帯に描く道標の置き方が違うのではないかと思うようになった。
時間の間、つまりタイムスパンが違うから、タスクの終了までに終えて欲しい作業が収まらないのではないだろうか、と。


“間”をあわせる
プロジェクトマネージャは、プロジェクトの進行状況によって、ここの工程は早く、次の工程は余裕を持って、とか先々を見ながら考えて進める。
つまり、時間軸はプロジェクトマネージャが持っている。
その時間軸は、プロジェクトという協働作業からみれば、共有する価値観だから、“お互いに間を合わせる”ことが欠かせないことが必要になる。
何かおかしいな、と思ったら、まず、“間”が違っていないか考えてみよう。


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