人生のメンターは、20代で見つけよう

メンターとは何か
メンターとは、仕事や人生に効果的なアドバイスをしてくれる相談者のことである。一方、メンターからアドバイスを受ける方はメンティーという。今回は、メンティに成るべく、メンターを持とうということだ。
メンターシップは、通常、メンティーからメンターになってほしい人に自ら“メンターになってください”と意思表示をして告白するものだ。なので、メンターになってくれるかどうかは、メンター次第なのである。そのような背景を前提に置くとメンターになってもらうためには、全く知らない人にはなってもらえない。メンターの立場から考えれば、見ず知らずの人のメンターを受けるには少なからずアドバイスを与えられるかという責を感じるから無条件に“YES”とは言えないのである。


メンターの候補者は誰か
仕事をしているなら、メンティーがメンターの候補者にふるいわける母数と考えるなら、手短な職場で探すことが考えられる。偶然にも、自分の目指す姿に近い形でメンターとして存在するなら一番良いだろう。実際には、そのようなことは少なく、同じ組織であっても別の部署であったりするかもしれない。では、組織の中に自分のメンターとして相応しい人物がいないならどうしたらよいのだろうか。メンターの定義に戻ろう。メンターはアドバイスをしてくれる相談相手であって、何か困ったときに答えをくれる人ではないのである。そのように考えると、メンターになる候補者は、組織内に居る必要も、同じ仕事をしている必要もない。重要なポイントがあって、それは、相談をしたいときに、(メンターの都合を調整の上で)実際に会えることだ。理想のメンターにカリスマな人を置いたとしても、実際に会って話を聴いてもらい、何等かのアドバイスをもらうことが難しいならメンターには成れない。
気を付けたいことは、込み入った情報はメンティー側でフィルタリングする必要があるということだ。人に話した以上、口に戸は立てられないのだ。話した以上、広まっても仕方がないと覚悟はしておくこと。実際メンターになってくれる人は、それほど口が軽いとは思いたくないが、メンターの候補者として篩い分けするときにはその点も考慮が必要だ。

メンターは何歳になったら欲しいか
仕事をはじめていろいろ悩むものだし、仕事に就いたばかりなら仕事場で誰が何に詳しいのか、どのようなタレント性を持っているかなんてすぐにわかりはしないだろうし、ましてや自分がこれから進む専門性について決められはしないだろう。エンジニアだって分業の世界である。多様な選択肢と与えられる仕事の機会は人によって違うからなおさらだ。自分の進む道はここでは詳しく書かないが、メンターになってもらいたい人の候補を増やすためにも社内外に問わず、人に接するように心がけたい。一番手近な上司や先輩が“自分のメンターに相応しいとは限らない”であるから。20代中には候補者を仮でも決められるようにしておきたいし、叶うならメンターとして告白したいものだ。
もし、組織にメンターシップの制度や文化がないならどうしたらよいだろうか。メンターは良い師であってほしい。メンターという形が叶わないとしても、一対一で呑めるような仲でもよいのだ。



メンターは生涯一人か
メンティーは成長するための手助けとしてアドバイスをしてくれるメンターが欲しいのだ。成長すると抱え込む悩みが変わるものだ。そう考えれば、生涯ずっと同じメンターなんてありえないのである。いままでお世話になったメンターに近しい程度の姿にメンティーが成れたとして、次のステップに進みたいなら、これまでと同じようにメンターにそう申し出ればよいのだ。人とのつながりは変わっていくものだし、メンターはそれを喜ぶだろう。そしてメンターとメンティーの仲から呑み友達に昇華すればよい。






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トカゲの王 (1) ―SDC、覚醒― (電撃文庫)

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痛々しい表現が、まーくんみーちゃんを髣髴させる。

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