仲良くするには


仲が良いということは
仕事場でも友達とでも“仲が良い”という状態は、ある程度相手を知っていることが前提にあって、知っているということは何らかその相手に対して関心を持っているということの裏返しでもある。
何かその相手に興味を持つから知りたいと思い、相手を知ることで距離感が縮まる。相手を知るためには直接その関心を寄せる人に物理的に近づいて、コミュニケーションを取ろうと試みる。相手の応答があってはじめてコミュニケーションが成立し、他愛の無いことからトラフィックが流れ始め、そのトラフィックの内容の変遷から場合によっては、より親密な関係に転移することもある。
直接コミュニケーションを取るところから親密な関係に移るところの間に一貫してあるものは、会話であって意思疎通である。この状態がよければ仲が良いということになる。


どうしたらいい?
仲良くするための会話はどうあるべきだろう。世間話をすることが出来ても、もっと仲を良くしたいと思うとき、何をしたら良いのだろう。ちょっと、昔を思い出してみようと思った。そう、20年前くらいのことを。


むかしばなし
その頃はまだ、携帯電話も個人までは普及しておらず、固定電話が幅を利かせていた時代だ。だから、異性の家に電話をするのは勇気が必要だった。なぜなら、電話に本人が出るとは限らなかったから。だから、電話をかける時間を前もって決めておいて、内心ドキドキしながら電話をしたものだ。その時間に電話をかければ直ぐに本人が出てくれることを分かっていたとしても。
電話をかける頻度は、今の若い人たちと変わらないかもしれない。兎に角、親密になることができれば毎晩でも声を聴きたくなるものだ。不思議だね。逢えない日でも声を聴ければぐっすり眠れそうな気がしたものだ。電話を掛けられない日には、ちょっと寂しい気持ちになった。
声を聴くためには、本人が直接取ってもらいたいというハードルがあり、前もって約束を取り付けることで自らハードルを下げ、辿り着く。辿りついたら何を話すかといえば、他愛の無いことばかりなのに。


他愛の無いことをたくさん話す
毎晩、空きもせず他愛の無いこと、今日あったことやこの週末のデートの予定など人生にインパクトを及ぼすようなことを話した覚えは無い。あぁ、相手への想いはそれとなく伝えていたかもしれない。それは数多の他愛の無い話の中で埋もれるくらいささやかに。
と、気付く。他愛の無いことをどのくらい、いつでも話せるかが親密になるということの具体的な事象なのだと。
気の効いたことを気負って話すことはないのだ。それは、それを話すときだけで十分ということであって、必要なのは他愛の無いことをたくさん話すことなんだ。


それが家族になったとしても
他愛の無いことを話すことは、例え、関係が家族になったとしても同じように大事であることは変わらない。子供を持つようになると二人の関係は子供中心になるから以前のようにはいかない。あの頃ようにような、二人の間だけのことは自然と話すことは。だからこそ、少しだけ、自分から他愛の無いことを話すことをしようと思う。




  • 道具室(アプリとか)

毎晩少しづつ読んでる。

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

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