次へ進むと決めたとき、成りたい姿になるために


次の自分を考える
自分はこんな風なエンジニアに成りたいだとか、あの人のようになりたいだとか、何かしら人生のちょっと先の目標を持っているだろうか。
今ある自分のスキル、置かれている環境を嘆くのでは成長はない。
自分は何に成りたいのか。
仮置きでよいから決めておこう。その仮置きした“自分が成りたい姿”とfit&gapをすることで自分のスキルが足らないか、何が足らないのかを知ることからはじめよう。それは現実を自分の目、自分の言葉で、自分に突きつけるからとても過酷なことだ。
それをしないとずっと変わることはできない。
自分に優しくすることもできるし、厳しくすることもできる。
どちらも選択は可能だ。
でも、自分を一番知っているのは自分自身であって、他の人は優しくはあれ、自分でない人に厳しくはできない。

自分を知り、自分の目指す姿に。


自分だったら
自分が次に目指す姿は、今よりいくつも上にある。それは技術力だったりロールかもしれない。どちらにしても、今求められているスキルのほか、そのスキルに見合った役割が付随してくることは必然だ。それは、担当のエンジニアからリーダかもしれないし、リーダのエンジニアからマネージャかもしれない。

上のロールがアナタを引っ張り上げる理由は、それをアナタがやった経験があるか、それに見合う結果を出しているからだ。ならば、その役割に見合った結果を出すための、今は持っていないスキルをどう充足してどう自分を生かすかを意識しよう。

自分がそれをやったらどうするか。

まず、自分が今のロールの人のように同じことはできないことを知っておくこと。人は一人ひとりタレントも経験も違うのだから例え同じ環境であっても同じ判断ができないから同じ思考はできない。だから、同じ振る舞いも同じ結果にもならない。

自分だったらどうするか、妄想をすることは大切だ。妄想は、シミュレーションだ。
自分だったらどうするか。もし、上手く行かなかったら何をどうするか。何を押さえるか、何が足らないのか。何を持って判断するのか。

自分だったら。


詰め込んで実践する
足らない自分のスキルを充足するにしたって、現場で充足することは日常業務があるから現実的ではない。先に書籍などで机上で勉強して頭に詰め込む。一度では実践できないだろうから、引っかかる箇所を何度も実践をシミュレートしながら読み直す。

今はそのロールでなくても意識すると目に入る世界が変わるものだ。
Halo World.
意識すれば、自分が成りたいロールの人の振る舞いの背景が見えてくる瞬間がある。

「あ、そうだったのか。」

自分が成りたい姿になるためには、準備が必要だ。今は、20年前と違って書籍もインターネットにもデータが溢れるばかりだ。自分の成りたい姿になるためのスキルを充足するために、取捨選択を続けながら、走りながら詰め込み、意識して実践しよう。

自分が次に成りたい姿の自分になるために。