プロジェクトマネージャになろうと思って読んだ本
プロジェクトマネージャの資質
プロジェクトマネージャになろうとしたきっかけや決意は何度か書いたかもしれないので、ここではそのあと何を勉強したかを。
プロジェクトマネージャに求められる資質はなんだろうか。資質としてしまうと、“生まれ持った性質とか才能”になってしまう。“生まれ持った”人でなければプロジェクトマネージャに成れないなら自分がその“生まれ持った”かどうかかわからないなら敵わないと思うか。いや、これからプロジェクトマネージャとして“生まれる”とするなら、
「プロジェクトマネージャになる前に必要な資質を準備すればいいんじゃね?」
と、都合よく解釈して、誰に聞くともなく勉強したわけです。
プロジェクトマネージャは何をするのか
プロジェクトマネジメントは、“納期、予算などの制約の中で計画とおりに完了するための計画立案と推進管理”であるから、それの構成する要素を分解すればよい。プロジェクトマネジメント管理手法、プロマネのプラクティス、システム開発方法論、ソフトウェア見積もり、プロジェクト運営とカテゴリに分けて当時読んだ本のうち、amazonの注文履歴を見てみるとずらっと読んだ本が出てくる。正直、よく読んだものだと思う。
このほか、当時従事していた開発分野の適用技術もある。
これらの本は、ある本を読んで、気になったことをさらに読もうとして見つけたり、探したりしたり、俯瞰的にみて必要だ!と思った分野から良さそうな本を選んで読んだ。一番印象に残っている本は、“ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズ”のシリーズ。今では中古しかないようだけれど、機会があれば手にとって見て欲しい。新書で1500円くらいで薄い本の割にワタシに響き、得るものが多かった。薄さは情報量でもあるけれど、それでもさわりはわかるし、必要ならより専門の書籍を取ればいいのだから。
プロジェクトマネージメントに必要な資質は、プロジェクトチームを運営するためにというものあるし、顧客とプロジェクトチームというものもある。モチベーションのような動機づけのものは、プロジェクトチームを運営する上で必要だし、交渉は顧客とのスコープ調整などで必要なものだ。
ただ、それはその場限りでしか使えないのかと問われれば、そうではなくて、自分自身のモチベーションをコントロールしたり、リソースを組織内で調達しなければならないときの“ワタシ”としても必要なスキルなのだった。
一エンジニアとして必要なスキル、プロジェクトマネージャとして必要なスキル、そして、ラインマネージャとして必要なスキルがあって、それはその必要になるときに得るものではなく、先に得ておかなければ、組織ができるろう?と期待してアサインされてからでは、そのときになって慌て躓くのだ。だから、自分で“成りたいワタシ”を捜し、自分で準備しておく。
それは現業がある中で、自分になるかどうかわからないことを先に撮むのだから大変なことだけれど、それをするしないは後になってワタシ自身に響くことだから。
そして、
本を読んだら、何か一つでも“実践”する。
そうしないと読んだだけで終わってしまうから。
プロジェクトマネージメント管理手法
PMBOKは当時2000年版が最新。
Project Management Inst
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