能動的な学びのパターンをデザインできないエンジニアが年初にやること
エンジニアに学びは欠かせないものです。そんなことはエンジニア誰でも知っているのに、例え興味をもった技術があっても忙しからとか、来週から頑張りますとか、言い逃れをすることが多いものです。
実際、こんな勉強会をやっているけれどと誘っても、同じように一段落ついてから、とか、来年から参加します、などと言う。まず、来ないですね、そういったエンジニアは。
そういった学びのないエンジニアは、どんな優秀なエンジニアでも最初はなんらかお手本を手に取って、学び、自分のものにするというサイクルを知っているのだろうか、と思ってしまう。
実際、どのくらいのエンジニアが自ら進んで学びを得ているのだろうか。
ねぇ、若しかしたら能動的な学びのパターンを知らない?
能動的な学び
能動的な学びとは、座学のような受け身の学習ではありません。自らの体を使って自分が必要とする知識を狩猟するのです。欲しいものは自らの手で手に入れる。そこには誰かに何かをしてもらうという姿勢は存在できません。
仕事は、学校の試験とは違って、理解度を計るものではありません。全員が同じものを学び、試験を受けるようなことは、仕事にはありません。一人ひとりが少しずつ違う環境下で少しずつ違うアウトプットを求められるのです。そこには、答えは用意されていないですから、答えを作らなければなりません。そういった作り出す力は能動的にしか実現できません。
最初は生活の中から
なら、関心を持つ技術を他にあてるつもりだった時間を削って取り組みなさい、と言われるとちょっと嫌ですね。実際に何も学びの活動をしていないエンジニアほど、ムッとするでしょう。まったく活動をしていなくても、心のどこかでは何かやらなくちゃ、とか思っていたりするものなので。
普段から学びをしていないエンジニアは、心のどこかでは学びに対して意識をしているとしても、今、この瞬間の快楽を優先してしまうのでどうしてもいきなり学ぼうとしても続かないものです。
ならば、何もしていない今と技術を学ぶ間にワンクッション入れるとはじめやすいです。
丁度、今日は2013年1月1日です。“1年の計は元旦にあり”です。
はじめは、生活の中から学ぶことを取り組むことがおすすめです。
スポーツクラブってありますね。多分、福利厚生で安く行けたりしませんか。1回あたり、安ければ500円から1500円くらいまでで。スポーツクラブは、フリーとレッスンの二つの選択肢があります。
フリーだと知り合いがいなければ一人ですね。知り合いができればいいですけど。なので、レッスンがおすすめです。
何でもいいのですが、バーベルや水泳など動作に“フォーム”があるものが良いです。学びのパターンをデザインすることを日常の生活の中から学びたいので。
スポーツなので、フォームを覚えなければかえって体を痛めたりします。つまり、このスポーツのフォームを覚えることが日常の生活の中からパターンを学ぶためのデザインをする足がかりなのです。レッスンは集団でやるので一人でフリーやるより大分気を楽にして参加し易いです。そして何度か通いだせば、顔見知りもできるようになるものです。
最大の狙いは、レッスンでフォームを学ぶということを手本にして、パターンを学ぶということです。フォームを知り、そのフォームを練習すると意外と難しいことがわかります。レッスンに行く度に、レッスンの様々なフォームで、「前回はここがフォームと合わせることができたのに今回はフォームが崩れた」など、行く日によって同じフォームを学びに行く度に得られる違いを知る様になります。そして、その行く回数を重ねれば重ねるほど、理想のフォームと自分のフォームの違いを感じやすくなります。
違いを感じられるということは、フォームと自分の差異を知るすべを知っているということです。そして、その差異を少しでも自分で近づけようとすることがパターンを自分でデザインしているということになります。
学び方をデザインする
自分でスポーツジムに行く、と言うことは、自分で学ぶということを実行するということです。
レッスン自体は、学びたい目的=技術です。
レッスンで理想のフォームと自分のフォームの差異を知ることは、今の技量レベルを知ることです。
理想のフォームに近づけるためにそれを克服することは、学びの道筋をつけるということです。
そして、このステップを実現することは学びのパターンをデザインするということになるのです。
それでは、家から近いスポーツクラブに行きましょう。